アラサーおにいさんの備忘録

アラサー独身おにいさん(おじさんではない)の雑記です。日々の雑記を書き連ねていきます。趣味は、自動車、バイク、自転車、ゲーム、資格取得などなど!

無宗教の私が感じた創価学会②

さて、前回の続き。

前回は、私の宗教観をお話しました。

無宗教の私が感じた創価学会① - アラサーおにいさんの備忘録

 

今回は、高校生の頃に勧誘されたお話をしましょう。

 

私と創価学会の関わり、実は、全くありません。

両親も創価学会というわけではありません。

 


関わりがあるとすれば、

小学生の頃、学校の近くの家に、 聖教新聞がスーパーの買い物カゴみたいなものに大量に入っていて 、「ご自由にお持ちください」 と書かれた札がつけられていました。

書写習字の授業の時や、 図工の時間に新聞が必要になった時にたまに貰っていました。

当時はそれが創価学会の新聞だとはいざ知らず、 それを知ったのは中学生か高校生の頃でした。

 


テレビに池上彰氏が出てくるようになり、 選挙報道番組をみていた時であったと思います。

テレビ番組で、 池上氏は公明党のバックである創価学会の事を解説していました。

当時は、選挙のシステムなんぞ、 公民の授業で少し習う程度であまり関心は無かったのですが、 子供ながらに「それってどうなの?」と感じた記憶はあります。

 


宗教の中でも信者が比較的多いと言われている創価学会。 その媒体を利用して、選挙に行きましょう。 そして公明党に投票しましょう。と発信するのは、 ちょっとセコイなとは思いました。

政策云々より、「公明党だから」 という理由で入る票がある程度獲得できます。

 


宗教と政治は分離すべきだと、 何かのアニメでも言っていた気がします。

 

 

 

それとは別に、高校生の頃、 最初の勧誘を受けた時の話をしましょう。

 


当時高校1年生でした。

私は、小学生の頃の友達?と言えるかどうかはわからないですが、 その友達からいきなり電話がかかってきました。

「遊ぼうよ」と、いきなり家電(※いえでん。家の電話のこと)に かかってきました。

当時は学生で携帯電話を持っている人は少なかったです。

学校には連絡網という電話番号と住所と親、 子供の名前が書かれた個人情報満載のプリントがあり、 それを見て連絡してきたのでしょう。

 


以下、その友達?を“K君”としましょう。

 


そんなに仲良かったかなぁ…と思っていたのですが、 知らない仲では無かったので、一緒に遊びに行きました。

K君は、車が好きだったので、 東京モーターショーに一緒に行くことになりました。

その時の記憶はあまり無いのですが、K君は特に変わった様子もな く、普通だったと思います。

モーターショーの帰り道でしたが、K君は「 ちょっと寄りたい所がある」と、 公民館のような建物に一緒に行きました。

 

 

 

K君は、「ここでゆっくりしようよ」と、 慣れた手つきでお茶を出してくれた記憶があります。

大人も数名いて、私は、K君と同じ小学校でした。 と軽く挨拶を交わし、あとは、 たわいもない雑談をした記憶があります。

K君は、 大人たちとも仲が良さそうに話していたのが印象的でした。

 


ラウンジにあるテーブル席に座って………

「てかここ何?なんの建物なん?」と私が聞きます。

K君は、「学会って知ってる?創価学会。」と私に聞き返します。

 


その時私はなんとなく悟ってしまいました。

 


池上彰氏のテレビで、 大声で狂ったように選挙応援をしていたおばちゃんや、 おじさんの映像。

結構強引に勧誘を行なっていると報道されていたので、 カルト的な宗教かなという考えが根底にありました。

 


そんな私は、その施設に居るということ、 そしてその宗教に勧誘されそうになっているという現実が、 怖くなってきてしまい、否定も賛成もしないようにして、 うまくかわそうと。早く脱出しなきゃと。 当たり障りの無い回答をして怒られないようにしようと………

そんな事を考えていたなと、よく記憶に残っています。

 


私「あー。最近テレビで見るよ。池上さんのさぁ…」

K君「だよね。でもあれってちょっとなんか違うというかさぁ」

 


………………

 


いろいろな話をしました。

過激な人は一部だよと。みんなで助け合ってるんだと。 選挙は大事だよと。

 


私は、そんな創価学会の話を「うん、うん」 と相槌を打って聞いていました。

それより、早く帰りたいと。 どう話を切り上げようかを考えていました。

 


ただ、話している中で、私がK君を尊敬した点もありました。

選挙権も無いのに、公明党が目指す日本、公約を知っていて、 それを応援したいんだと。

今もそうですが、高校生が選挙なんて興味ありません。

当時の私が興味ある事といえば、ゲーム、遊戯王カード、アニメ、 特撮………

いまでも大きく変わってないですね………

 


そんなもんです。

 


対してK君は、選挙の話や、日本の将来のこと、 目指している大学の話、そんな事を話していて、“大人だなぁ”と 感じていました。

 


私「いやぁ、K君凄いねぇ。僕なんて、 毎日ゲームとアニメ見て終わってるのに………ていうかゲームやり すぎて部活もやめちゃったし、テストも赤点でヤバイよ〜(笑)」

 


K君「赤点は大変だね(笑)てか、ろてぃ君も、創価学会どう? 一緒にやらない?」

 


(てか、モンハンやる?レベルで聞いてくんな)

 


私「いや〜……いいよ。宗教とか興味無いし。」

 


と断ると、K君は、創価学会は、信じるのは神様じゃなくて、 お題目で自分自身を高めて………みたいな話をしていたのが記憶に あります。

とにかく、変えるのは自分自身だと。

 

 

 

私は、めんどくさいことに巻き込まれたなぁ………

変な呪文唱えて瞑想するより、 ゲームでもしていた方がよっぽど有意義だわぁ………と考えていま した。

 

 

 

私はやんわりお断りしたかったのですが、

 


K君「さっきテスト赤点で辛いって言ってたよね? 部活もまた始めてみようよ!みんなでお題目唱えて頑張ろうよ! みんなで一緒に解決していこ!」

 


(いや、なんかそれは違う気がしないか)

 


私「いや………まじで、そういうの信じてないから………」

 


K君「じゃあ一回試しにやってみようよ。 ろてぃ君なら変われるよ!今よりずっといい人生になるよ!」

 


(15年か16年しか生きてないのに人生語るなや)

 


私「いやいやいや、変わるとか望んで無いし、 そういうのマジでいいから。てか勧誘なら帰るわ。」

 


K君「じゃあ、帰る前にさお題目唱えていい?」

 


私「それはいいよ。」

 


K君「じゃあ付いてきて。一緒にやる?」

 


私「やらない」

 


K君「そっか………じゃあ見てて」

 


襖をガラッと開けると、ちょっと広めの和室に、 何も入っていない黒い仏壇が置かれていました。

 


K君が仏壇の前に座り、近くのリモコンをポチッと押すと、 仏壇の扉がゆっくりと開きました。

中には何かが書かれた紙が一枚入っていました。

何が書かれているのかはわかりませんでした。

 


K君が、磬子(※きんす。寺院用の鈴の大きいやつ。 木魚の隣とかに置いてあるやつ)を鳴らすと、「何無妙法蓮華経」 と繰り返し唱えていました。

私は、それを後ろの方で、K君が用意してくれた座布団に座って見 ていました。

 


それから、駅で別れて家路につきました。

 

 

 

それからK君から連絡が来ることはありませんでした。

 


勧誘を断ってしまったからでしょうか。

理由はわかりません。

 


私は連絡網を捨ててしまっていましたし、 携帯電話も持っていなかったので、 こちらから連絡は取れませんでした。

それに、宗教の勧誘を受けて、 またこちらから連絡は普通しないよね。

 


大人になって勧誘を受けた今、「K君、元気にしてるかな。」とたまに思います。

宗教をやっていて幸せならば、それはそれで良いと思います。

ただ、何かお金を搾取されたりとか、 精神的に追い込まれたりとか、 生活が苦しくなっていなければいいなと思います。

 

 

 

私が、高校生の頃に勧誘を受けた話でした。

 

今日はこのくらいにしておきます。

 

次回は、大人になって勧誘を受けている話をします。