アラサーおにいさんの備忘録

アラサー独身おにいさん(おじさんではない)の雑記です。日々の雑記を書き連ねていきます。趣味は、自動車、バイク、自転車、ゲーム、資格取得などなど!

ガス消費機器設置工事監督者の資格更新をしたよって話

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ガス消費機器設置工事監督者は、3年に1回更新が必要です。今年も更新の時期がやってきてしまいました。

 

3年前の記事はこちらから


自宅学習方式での講習受講の感想(ガス消費機器設置工事監督者) - アラサーおにいさんの備忘録

 

3年前は、コロナ真っ只中という情勢もあって、DVDとテキストと理解度テストが送られて来るという形式でしたが、今年は、eラーニングという形式になりました。

やはり、DVDだと見ない人がほとんどだったんですかね。

かくいう私も………時効ですかね。でもやめときましょう。

 

ちょっと分かりにくいログイン

これ、ちょっとした罠なのですが、今回の講習をeラーニングで申し込んだ諸兄は、マイページを新しく登録したと思います。

そのマイページのパスワードとかをeラーニングでも使うものかと思ってましたが、違ってました。何度も間違えるとログインできなくなるみたいです。

 

テキストと一緒に送られてきた紙をしっかり読めって話なんだ。


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↑これ読めってハナシ

IDは、10桁の資格番号+2023

PASSは、生年月日+2023

生年月日は、2000年の1月1日産まれだったら、20000101みたいな感じ。

という罠。絶対マイページのIDとパスワードでイケると思うじゃん。

まぁ、ログインできなくてこんなブログ辿り着いてる奴なんて居ないと思いますけどね。ここまでたどり着いてるなら、もうこの書類見とるやろ。

見てない人はこんな備忘録読んでないで書類に目を通してください。

 

eラーニング講習ってどんな感じでしたか?

eラーニングなので、基本は動画をみるだけです。法令、事故事例など30分毎のチャプターに別れており、計5時間の動画でした。映画2本分といったところですか。

オンライン受講のような、生放送ではないので、途中で止めることもできますし、一回仕事行って、帰ってから動画を途中からスタートするなんてこともできます。スキップはできませんけどね。

30分の動画を見終わった後は、小テスト的なものが各チャプターありました。

まぁ、2問だけなので、簡単ですし、間違っていてもどうということはありません。

最後だけ10問あります。

最後だけ10問全問正解しないと脱出できません。

ちなみに、何回以内で合格しないと資格更新できないとか、動画もう一回見ろとかはないので安心してください。

講習画面の掲載は、控えますが、操作に迷うことはないと思います。

最初から最後まで、動画→小テストの繰り返しです。

しかも小テストは何回でもチャレンジできます。

 

 

小テストの答えを書いておこうかなって話

まぁ、各チャプターの理解度テストの結果はどうでもいいですし、最後のチャプターの10問正解しないと脱出できない理解度テストは、何回でもチャレンジできます。時間制限もありません。文書の流れからわかってしまう問題もかなり多いです。

問題パターンもそこまで多いわけではありませんから、いつかはクリアできる難易度です。

内容は一緒に送られてきたテキストのどこかに書いてあるので、探せば余裕です。

でも、クリアできないと言う人は、参考にしてみてください。


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↑解答メモするだけやろ?

それくらいやれって。

問題文と、解説文をコピペしておきました。

※は私のコメントです。

 

1-1.特定ガス消費機器の保安に関する法律


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。

問題1
貯湯・貯蔵湯沸器が特定ガス消費機器となるのは、12kWを超える場合である。

×→正解
解 説
貯湯・貯蔵湯沸器は7kWを超える場合、特定ガス消費機器となる。

※「特定ガス消費機器」とは、設置または変更の工事の欠陥による災害が発生する恐れが多い機器として特に指定されたガス消費機器のことです1。貯湯・貯蔵湯沸器は、ガス消費量が12kwを超える(5号を超える)瞬間湯沸器、7kwを超える貯湯、貯蔵湯沸器とそれらの排気筒のことを指します。(Bingチャット曰く)

 

問題2
ガス消費機器設置工事監督者は特定工事の施工場所において、特定ガス消費機器が経済産業省令で定める技術上の基準に適合していることを確認すること。
○→正解
×
解 説
ガス消費機器設置工事監督者は特定工事の施工場所において、特定ガス消費機器がガス事業法第159条第2項又は液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律第35条の5の経済産業省令で定める技術上の基準に適合していることを確認すること。

※マトモに考えて、確認しろって。それがキミの仕事や。

 

1-2.特定ガス消費機器の保安に関する法律②


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
「特定地下街等」又は「特定地下室等」に燃焼器を設置する際は、ガス漏れ警報器が必要になる。
○→正解
×
解 説
「特定地下街等」又は「特定地下室等」に燃焼器を設置する際は、現にあるいは燃焼器が稼働するまでにガス漏れ警報器が設けられること。

※ガス溜まりができたらヤバそうなところには設置しろって事ですね。


問題2
FE式ガス瞬間湯沸器の排気筒を接続するにあたり、材質がステンレス製のSUS430の排気筒で接続した。
○→正解
×
解 説
排気筒の材料は通商産業省告示第91号にて、SUS304又はこれと同等以上と定められており、SUS430は使用できない。

※これはテキストにも書いてありますね。ステンレスの種類にもたくさんあります。

耐食性の強さ言えばSUS430よりSUS304の方が高いです。SUS430の方が加工性が良くてコストも安いです。

 

 

1-3.特定ガス消費機器の保安に関する法律③


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
ガス事業法・液石法に出てくる「排気筒」という用語は、建築基準法に出てくる「排気筒」と同じ意味である。

×→正解
解 説
建築基準法上の「排気筒」は燃焼器具等と直接つながっていないものをいうため、ガス事業法・液石法に出てくる「排気筒」は建築基準法では「煙突」という。

※テキストに書いてあります。BingAIに聞いても出てきました。というか、同じ意味だったらわざわざ問題として出しませんわ。


問題2
建築基準法では、台所で開放式ガス機器を使用する場合、台所で使用されるガス機器のガス消費量の合計が6kW以下であっても、換気扇が必要である。
○→正解
×
解 説
建築基準法では、台所、浴室等等にガス機器を設置する場合は、ガス消費量の大きさによらず、換気扇+給気口を設けなければならない。

※台所に換気扇ついとるやろ?あれは料理の臭いを外に出すってだけではなくて、ガス爆発防止の意味もあるんですね。

 

1-4.特定ガス消費機器の保安に関する法律④


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
FE式ガス機器の排気吹き出し方向の排気吹出し口と可燃物との離隔距離は、30cm以上である。

×→正解
解 説
FE式ガス機器の排気吹き出し方向の排気吹出し口と可燃物との離隔距離は、60cm以上である。

※これは、覚えるしかない。別に覚えなくてもテキストにかいてあります。


問題2
排気温度が100℃を超え260℃以下の燃焼器の排気筒を隠ぺい部で設置する場合は、厚さ2cm以上の断熱材を巻く必要がある。
○→正解
×
解 説
隠ぺい部に排気温度が100℃を超え260℃以下の燃焼器の排気筒を設置する場合は、厚さ2cm以上の断熱材を巻き、可燃部とは接しない用に設置すること。

※テキストには、絵がまとめられた表が載ってます。


2-1.特定工事に関する知識①


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
隠ぺい部に100℃を超え260℃以下の排気が流れる給排気管を設置する場合、給排気管と可燃物の離隔距離は0cm以上とする。

×→正解
解 説
隠ぺい部に100℃を超え260℃以下の排気が流れる給排気管を設置する場合、給排気管と可燃物の離隔距離は法令上では0cm以上であるが、防火上の観点から2cm以上とする。

※260℃って結構高いですから、0cmほ良くないよねってなんとなく分かりますよね。


問題2
給排気筒トップの設置予定位置の付近に柱があったため、気流の乱れの影響がない場所に設置位置を変更した。
○→正解
×
解 説
給排気筒トップ付近に柱やそで壁等の障害物が存在する場合は、給排気筒トップ付近の気流の乱れの影響を受けないように設置すること。

※気流の乱れがあると、滞留してしまうおそれもあるので、できるだけ無いところのほうがいいに決まってます。


2-2.特定工事に関する知識②


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
ロック機構付きの給排気管を使用する際、長さ調節が必要となったため、排気筒を切断して調節を行った。

×→正解
解 説
ロック機構付きの給排気管を使用する場合は、切断すると接続部のロック機構が失われるため、長さ調節にはスライド管を使用する。

※なんか切ってはいけない書き方してますよね。まぁ実際切っちゃいけないんですが。せっかくロック機構ついてるハイテク給排気管なのに、切ってしまったら元も子もないです。


問題2
給排気筒トップの外壁貫通部は、給排気部と外壁に隙間が無いように設置した。
○→正解
×
解 説
給排気筒トップの外壁貫通部は、燃焼排ガスが室内に流入することを防ぐため、給排気部と外壁に隙間が無いように設置すること。

※逆流したらまずいので、隙間は塞いでください。

 

2-3.特定工事に関する知識③


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
ガス機器と油脂を含む蒸気を発生させるフライヤーが隣接するため、仕切板を設置し油脂の流入防止措置とした。
○→正解
×
解 説
ガス機器と油脂を含む蒸気を発生させる恐れのある厨房機器と十分な離隔距離が取れない場合は、仕切板等の有効な流入防止措置が必要である。

※油脂は燃えます。火事の元です。つまり流入防止は必須です。


問題2
業務用排気専用ダクトに、潜熱回収型のFF式ガス機器を取り付けた。

×→正解
解 説
業務用排気専用ダクトに接続できる機器は、業務用排気専用ダクトに設置することが認められた「防火性能評定品」であり、半密閉燃焼式に限られており、密閉燃焼式や屋外式は接続できない。

※これはダメみたいです。テキストに書いてありました。

 

2-4.特定工事に関する知識④


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
共用排気ダクトに設置されたCF式ガス機器の取り替え工事の際に、ガス消費量の大きな機器を設置した。

×→正解
解 説
共用排気ダクトは既設の機器の能力に合わせて設計されているため、能力の大きな機器を取り付けるとダクト内の換気量が不足し、不完全燃焼を起こすおそれがある。

※これは絶対ヤバいって文面から感じ取れるハズ………しっかりその機械に見合ったものを取り付けましょう。


問題2
機器の取り替え工事では、既設機器の設置時の法令に従い、工事を行う。

×→正解
解 説
機器の取り替え工事では、既設機器の設置時に適法であっても、その後関係法令等が変わった場合には、取り替え工事時点の関係法令等に適合するように工事をしなければならいない。

※取り替える時は新しい法律でたのんまいって事ですね。そんな甘くはなかったって事ですわ。


3-1.特定工事の欠陥に係る事故例①


次の各記述のうち、正しければ〇を、間違っていれば×を選択しなさい。
問題1
空気中の一酸化炭素(CO)濃度が0.5%程度であれば、吸い込んでも人体に影響はない。

×→正解
解 説
一酸化炭素(CO)は微量であっても吸い込むと症状がでる。一酸化炭素(CO)濃度0.5%の場合、短い時間で死亡する恐れがある。

※0.5%はマジで死にます。一酸化炭素は0.01%でもヤバいくらいなので。


問題2
RF式ガス瞬間湯沸器の設置において、排気筒が屋内の天井裏を通って延長されている。

×→正解
解 説
RF式ガス機器の排気筒は屋内を通して設置しない。

※RFは、Rooftop Flueの略です。つまり、ルーフトップ型、屋外設置型の燃焼器という意味です。ルーフトップ型なので、そもそも屋内に排気筒を通すのはNGですよね。

 


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ここからが本番。全問正解地獄にようこそ。

※受かるまで繰り返しです。4〜5回やればなんとかなりますって。

あとは運です。がんばって。


3-2.特定工事の欠陥に係る事故例②

ガス消費機器設置工事監督者についての問題

ガス消費機器設置工事監督者は、資格証を携帯しないで特定工事を監督しても良い。

×→正解
解 説
ガス消費機器設置工事監督者が、特定工事を監督又は自ら行うときは資格証を携帯しなければならないことは、法律で定められている。

※そんなわけなかろう。

 

特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律に違反しても罰則はない。

×→正解
解 説
罰金や過料などの罰則が法律に定められている。

※罰則くらいはあります。

 

特定工事事業者は、経済産業大臣から特定工事の報告を求められた場合、工事記録を提出しなければならないため、ガス消費機器設置工事監督者は特定工事の記録を作成・保管する。
○→正解
×
解 説
特監法第7条に基づき、経済産業大臣は特定工事事業者に特定工事の報告をさせることができるため、ガス消費機器設置工事監督者は特定工事記録を作成し、保管しておくことが必要である。

※工事記録は作成&保管してください。

 

ガス消費機器設置工事監督者は特定工事の作業の監督を事務所からの電話連絡等で実施してもよい。

×→正解
解 説
ガス消費機器設置工事監督者は特定工事の施工場所において、作業を監督しなければならない。

※電話ではなく、立ち会って監督してください。

 

機器設置の完了後は、完成検査として外観検査、点火試験、機能試験を実施する必要がある。
○→正解
×
解 説
ガス消費機器設置工事監督者は工事の施工が完了した時点で、正しく施工されたことを完成検査を行い確認しなければならない。

※設置後の完成検査は監督者の仕事です。電話じゃできませんので、やはり立ち会ってください。

 

 

特定ガス消費機器についての問題


設置または変更の工事の欠陥による災害が発生するおそれが多い機器を「特定ガス消費機器」という。
○→正解
×
解 説
「特定ガス消費機器」とは、設置または変更の工事の欠陥による災害が発生するおそれが多い機器として特に指定されたガス機器のことである。

※法律上、そのように呼ばれているようです。

 

ガス衣類乾燥機は特定ガス消費機器であり、ガス消費量が12kWを超える場合は排気筒を設けなければならない。

×→正解
解 説
ガス衣類乾燥機はガス消費量が12kWを超える場合は排気筒を設けなければならないが、特定ガス消費機器ではない。

※ガス衣類乾燥機は、特定ガス消費機器ではないそうです。

 

CF式ふろがまはガス消費量が12kW超える場合のみ、特定ガス消費機器である。

×→正解
解 説
ふろがまは、ガス消費量の大きさにかかわらず特定ガス消費機器となる

※ふろがまは全部特定ガス消費機器らしいです。

 

屋内設置式のガス機器本体を屋外に設置し、その排気筒等が屋内を通る場合は特定工事となる。
○→正解
×
解 説
屋内設置式のガス機器本体及び排気筒等が屋外に設置される場合は軽微な工事として特定工事から除かれるが、その排気筒等が屋内を通る場合はガス機器本体と排気筒等の両方の設置工事が特定工事となる。

→特定工事になるかならないかの話です。法律の通りです。

 

 

排気等の必要の有無について

 

屋内に設置するガスふろがまは、ガス消費量にかかわらず排気筒を設置しなければいけない。
○→正解
×
解 説
屋内に設置するガスふろがまは、ガス消費量にかかわらず排気筒の設置が義務付けられている。

→屋外設置の場合は排気筒は絶対必要みたいです。

屋内にガス消費量が7kWのガス瞬間湯沸器を設置する場合、排気筒設備が必要である。

×→正解
解 説
屋内に設置するガス消費量が12kWを超えるガス瞬間湯沸器は、排気筒の設置が義務付けられている。

 

屋内にガス消費量が7kWのガス瞬間湯沸器を設置する場合、排気筒設備が必要である。

×→正解
解 説
屋内に設置するガス消費量が12kWを超えるガス瞬間湯沸器は、排気筒の設置が義務付けられている。

※この辺の問題は紛らわしいので要注意。

 

 

施工についての問題

 

床・屋根・壁によって囲まれている居室、浴室・押入、トイレ等の空間を、屋内という。
○→正解
×
解 説
屋内とは、床・屋根・壁によって囲まれている居室、浴室・押入、トイレ等の空間をいう。また、壁に囲まれていなくても自然換気が十分に行われない場合は屋内として取り扱われる。

※そもそも屋内の定義についてです。

 

 

務用厨房排気専用ダクトに、業務用厨房排気専用ダクトに設置することが認められた「防火性能評定品」の半密閉燃焼式のガス機器を設置した。
○→正解
×
解 説
業務用厨房排気専用ダクトに接続できる機器は、業務用厨房排気専用ダクトに設置することが認められた「防火性能評定品」であり、半密閉燃焼式に限られており、密閉燃焼式や屋外式は接続できない。

※業務用の厨房は要注意です。


CF式、FE式のガス機器を設置する部屋には排気筒の有効断面積以上の給気口が必要である。
○→正解
×
解 説
CF式、FE式のガス機器では室内の空気を使ってガスを燃焼するため、これらを設置する部屋には排気筒の有効断面積以上の給気口が必要となる。また、ガラリ等が設けられる場合は流量係数を考慮すること。

※ CFは、Conventional Flue、つまり自然吸排気式のこと。Conventional は、通常とか在来とか、そういう意味が含まれています。FEは、Forced Exhaust、強制排気の自然吸気の意味です。なので、どちらも自然吸気式なので、給気口は必要です。

 

集合住宅において、全面ガラス窓で閉鎖された共用廊下部のパイプシャフトに屋外式機器を取り付けた。

×→正解
解 説
閉鎖された共用廊下部に屋外式機器を設置すると、不完全燃焼が生じCO中毒事故に至る恐れがある。

※解説に記載の通りで、屋外式は解放された空間があるところに使用しましょう。

 

潜熱回収型ガス機器の排気温度は、従来のものよりも低いため、排気吹き出し方向に関しては特段の注意を払う必要はない。

×→正解
解 説
潜熱回収型ガス機器は従来型機器よりも排気温度が低いため、燃焼排ガス中の水蒸気が結露しやすい。排気が壁等の障害物に接触すると結露が発生し、この結露水が酸性なので、特に鉄などの金属性サッシ、柵、ドア等の腐食につながるため、設置の際には排気吹き出し方向に注意すること。

※注意を払う必要が無いわけなかろう。

 

潜熱回収型ガス機器のドレン排水は「雨水と同様の取り扱い」とする判断も可能であることが国土交通省ガイドラインで示されている。
○→正解
×
解 説
下水道法上、潜熱回収型ガス機器のドレン排水は「汚水」と定められているが、排出量が微量であり水質を一定に保つ機構を有し、その性能が担保されることが確認されていること等から、国土交通省ガイドラインで「雨水と同様の取り扱い」とすることが可能とされている。

 

FE式ガス給湯器の排気筒の横引き部の傾斜を、排気筒トップからドレンが滴下しないように屋外に向かって先上がり勾配とした。

×→正解
解 説
FE式ガス機器の排気筒の横引き部は、ドレン排出を考慮し、屋外に向かって先下がり勾配とする。

※屋外に向かって流れるようにしてください。つまり、屋外に向かって先下がり勾配。屋内に向かって先上がり勾配。

 

CF式ガス機器の排気筒の屋外最下端部に、ドレン対策が講じられたT字管を設置した。
○→正解
×
解 説
CF式ガス機器の排気筒の屋外最下端部には、雨水又はドレンが横引き部に流入しないように対策が講じられたT字管を使用する。

※対策されたものであればOKです。

 

排気筒抜け出し防止用のビス等や、排気筒の溶接部は排気筒の下部になるように設置する。

×→正解
解 説
排気筒抜け出し防止用のビス・リベット等や、排気筒のハゼ折り部・溶接部はドレンによる腐食や漏水等の影響を考慮し、排気筒の下部にならないように設置する。

※ビスやリベットは、上側です。

 

ガス機器に直結する排気筒に防火ダンパ―を付けてはいけない。
○→正解
×
解 説
ガス機器の排気筒に防火ダンパーが取り付けられると、正常な燃焼及び排気を妨げる恐れがあるため、設けてはならない。

※運転中に防火ダンパーが閉まったら、排気が逆流してくる恐れがありますので、NG。

 

FF式瞬間湯沸器の給排気筒トップを、雨水が逆流してこないようにウェザーカバーで覆った。

×→正解
解 説
ウェザーカーバー内に排気が滞留し、給気管から吸い込まれ機器が不完全燃焼を起こす可能性がある。

※排気を詰まらせるような施工はNGです。

 

FF式ガス機器の給排気筒トップの先端部分は、鳥、落葉、雨水その他の異物の侵入で給排気が妨げられない「防鳥構造」にしなければいけない。
○→正解
×
解 説
給排気筒トップの先端部分は、鳥、落葉、雨水その他の異物の侵入で排気が妨げられない構造とすること。鳥、落葉、雨水その他の異物の侵入で排気が妨げられない構造であることの確認は、小鳥の頭の大きさの16㎜鋼球で行うこととしており「防鳥構造」という。

※ウェザーカバーではなく、防鳥網(ぼうちょうあみ)は取り付けましょう。

 

換気ダクトや空調ダクト等にガス機器の排気筒を接続することは、禁止されている。
○→正解
×
解 説
換気ダクトや空調ダクト等にガス機器の排気筒(建築基準法上の「煙突」)又は排気ダクトを接続することは「クロスコネクション」と呼ばれ、禁止されている。

※なんとなく接続したらやばいことになりそうだな…と分かると思います。

 

排気筒の接続部にアルミ粘着テープを巻き付け、抜け出し防止措置及び気密保持とした。

×→正解
解 説
排気筒の接続部のアルミ粘着テープを巻き付けは、燃焼排ガスの熱及び経年劣化によりはがれてしまうため、抜け出し防止措置及び気密保持とはならない。

※アルミ粘着テープは、以外と剥がれますので、やめた方が良いです。


FF式ガス機器の分離型トップを設置する場合に、給気管トップと排気管トップの間隔は20cmあけた。

×→正解
解 説
FF式の分離型トップは給気管トップと排気管トップの間隔を35~50cm取る。

※これは、法律で決まっています。テキストにも記載がありました。

 

RF式ガス瞬間湯沸器において、排気筒の先端部にスパイラル鋼管、アルミ製フレキダクトが使用されている。

×→正解
解 説
排気筒の材料はSUS304又はこれと同等以上のものとする。

※アルミ製は強度があまりありません。すぐ穴が明きますから、やめましょう。

 

FE式ガス湯沸器の取替において、既設排気筒の露出部のみ確認し、再使用した。

×→正解
解 説
露出部だけでなく隠ぺい部を含め全ての排気筒の健全性を確認する。外部から目視等で確認できない場合は、内視鏡等で確認する方法もある。

※露出部だけでなく、隠蔽部もしっかり確認してから再利用しましょうという事ですね。万が一という倍もあると思いますので。特に燃焼機器なので、気を付けたいところです。

 

ガス機器の取り替え時に、排気筒の材質が認証表示ラベルにより、SUS304又はこれと同等以上と確認できたため、目視確認せずに再使用をした。

×→正解
解 説
排気筒の材質がSUS304又はこれと同等以上と確認できても、目視等で腐食や接続部の外れ等がないことを確認すること。

※しっかり目視確認は必要です。

 

隠ぺい部に排気筒を設置する際に、点検及び維持管理ができるように通気口を兼ねた点検口を設けた。
○→正解
×
解 説
排気筒を隠ぺい部に設置する場合は、全体の点検ができるように点検口を設け、修理又は取り替えに必要な範囲の取り外しができるように配慮すること。

※点検口は要所要所に入れましょう。隠蔽してしまうと点検も難しくなりますからね。

 

ガス機器に接続する排気筒を、天井裏等の隠ぺい部分に設置する場合、近くに可燃物が無い場合は、不燃材で断熱する必要はない。

×→正解
解 説
隠ぺい部に排気筒(建築基準法上の「煙突」)を設置する場合、周りに可燃物が無くても、埃等の堆積物が加熱され発火する恐れがあるため、不燃材で断熱する必要がある。

※隠蔽部なので、断熱はしておいた方が良いですね。

 

密閉燃焼式ガス機器の給排気管を延長する場合、横引き部分の固定は原則として1.5~2m間隔で取り付けなければならない。
○→正解
×
解 説
給排気管の延長時には、1.5~2m間隔でたるみなく堅固に固定する。

※固定は、普通のダクトや配管等と同じ間隔ですね。

 

屋外に設置する排気筒の固定に使用する固定金具等の材質は特に指定がない。

×→正解
解 説
屋外に設置する排気筒または給排気部の固定に使用する固定金具の材質は、排気筒等と同様にSUS304又はこれと同等以上のものであること。

※固定金具についてですね。これも材質に指定があります。

 

CF式ガス機器の排気筒の施工について、曲りは原則90°のものを使用するが、曲りの数自体の制限はない。

×→正解
解 説
排気筒の曲がりの数は、原則90°のものを使用し、4か所以内とする。

※もちろん曲がりの箇所数の制限はあります。迷路みたいにしたら、排気を押し出す力が足りなくなってしまい、排気できないでしょう。


BF式ガス機器の取り替え工事で、ガス機器本体を同一機種に取り替えたが際に、給排気筒トップは腐食・変形等が無いこと、給排気トップが取り替え後のガス機器用であることを確認し、そのまま使用した。
○→正解
×
解 説
同一機種への交換で同じ仕様のトップであれば、目視等で腐食・変形がないことを確認したうえで再使用することが出来る。

※同一機種というのがポイントですね。しっかり確認すれば給排気トップは再利用できるようです。

 

FE式瞬間湯沸器の排気筒先端部が完全に屋外に出ておらず、外壁貫通部に防火上の措置が施されていない。

×→正解
解 説
燃焼排ガスが外壁貫通部に流れ込み、可燃物を過熱し、発火する恐れがある。

※施されていないのか、そういうのは問題の文書的にNGでしょう。


FE式給湯器の取り替え時に、ガス機器の排気筒接続部がφ100、既設排気筒の口径がφ105であったため、排気筒をガス機器の排気筒接続部にかぶせ、周りに断熱材を巻いて施工した。

×→正解
解 説
排気筒の口径は、設置するガス機器の排気筒接続部と同じにする。また、ガス機器と排気筒の接続部は、抜け出し防止措置及び気密保持の措置を講ずる。

※抜け防止は必要みたいです。


浴室内に設置されているBF式ふろがまを使用中、隣の台所で換気扇が使用され、浴室が負圧になった。
○→正解
×
解 説
BF式ガス機器は、給排気の経路が浴室と遮断されているため、浴室が負圧になっても排気の逆流は起きないため事故の恐れはない。

※BFは、Balanced Flue の略らしいです。これは、密閉式で屋外の空気を吸って屋外に排気する形式です。なので、浴室が負圧になっても事故は起きないという事ですね。


既設のFF式機器の取り替えにおいて、給気管と排気管の接続部の表示を確認し、給気管と排気管を入違って接続されないよう施工した。
○→正解
×
解 説
FF式の取り替え時には、給気管と排気管の接続部の表示を確認し正しく接続する。設置工事後は点火試験等を適切に実施し、機器が正常に燃焼することを確認する。

※問題文の通りその通りでございます。

 

FE式ガス湯沸器を新規設置した場合、特監法の表示ラベルは機器本体に一枚と排気筒に一枚、それぞれ見やすい箇所に貼付しなければならない。
○→正解
×
解 説
特監法の表示ラベルは、特定工事を施工した場合、機器本体及び排気筒・給排気部に貼付しなければならない。

※ラベルの貼り忘れに注意しましょう。

 

外壁補修工事により、FE式ガス瞬間湯沸器の排気筒トップをビニールシートで塞いだ際に、住民に湯沸器の使用しないよう周知した。
○→正解
×
解 説
排気筒トップ等をビニールシートで塞いだ状態でガス機器を使用すると、不完全燃焼をおこし、高濃度のCOが室内に逆流してCO中毒事故の恐れがある。

→しっかり周知するのは悪い事ではありません。

 

だいたい、出題された問題は網羅できたのではないでしょうか。

 

最後に、ネットを調べていたら、ヤフー知恵袋にとても分かりやすい説明があったので、コピペしておきます。(いいのかどうかはおいておいて)

ガス給湯器の種類は、何とか式といろいろあって、分かりにくいですが、英語を読み解くと、その意味を理解できます。

各々給排気方式の違いによって設置できる場所
BF(Balanced Flue ):密閉式の自然給排気の燃焼器※いわゆるバランス風呂釜(密閉)

RF(Roof Top Flue):屋外設置型の燃焼器

FF(Forced Draught Balanced Flue ):強制給排気(密閉)

FE(Forced Exhaust):強制排気・自然給気(半密閉)

CF(Conventional Flue ):自然給排気(半密閉)

 

それぞれの分類は下記の通りです。

強制:ファンを用いて給排気を行う。
自然:通気力によって給排気を行う。

密閉式:給気を屋外から取り込み、屋外に排気する。
半密閉式:給気は室内から取り込み、屋外に排気する。

家の外に設置されている給湯器などはRFです。
屋内に設置できるものは、BF・FF・FE・CFとなります。

 

 

終わった後、どうすればいいんじゃいって話

終わったあとは、青い受験票と、今の資格証を一緒に封入されていた返信用のレターパックに入れて、ポストに入れるだけです。

たぶん、手帳の更新履歴に一行追加されて返ってくると思います。

 

まだ、更新後の資格者証が届いてないのでなんとも言えませんが、とりあえず、何とかなったという認識です。

理解度テストが何度もチャレンジできると分かった瞬間からかなり気楽に受けることができました。

動画は、意外と為になることも多かったので、流し見でもいいので見てみることをオススメします。

 

今回はこのくらいにしておきます。