さて、久々にN君から連絡が来たので、思い出してしまいました。
なんで連絡くれたんでしょうね。
………………第49回衆議院議員総選挙って知ってる?
私は行きませんでしたが。
つまり、そういう事。
選挙前には必ず連絡くれます。
これって私は彼にとってどういう立ち位置何ですかね?
友達?それとも清き1票ですか?
そんな疑問を持った今日この頃。
それでは、N君との出会い大学生~大人編書いていこうと思います。
多分、創価学会系の話は最後になるかなぁと思っております。
無宗教の私が感じた創価学会② - アラサーおにいさんの備忘録
↑前回は高校生の頃の話です。
N君との出会い
さて、そんなN君とは、大学4年からの付き合いになります。
N君とは就活先の会社説明会と選考用の作文を書くような場で出会いました。
↑ちょうど夏くらいでそろそろ決まらんとヤバいな〜って時期くらい。
まぁ、結果的にはその会社は2人とも落ちたんですけどね。
その作文を書き終わったら、帰っていいみたいな指示が出されていて、書き終わったので帰ることにしました。N君とは、だいたい同じタイミングで書き終わり、エレベータで一緒になったときの会話が初めてだったと思います。
最初の会話はまだ覚えています。
人事の人の印象はあまり良くなくて、今思えば、その人なりの学生とのコミュニケーションのつもりだったのかもしれませんが、作文を書いている間に、みんなの履歴書をパラパラと眺めて、話しかけたりしていました。その中で、3年くらいダブっている方がいたのですが、「あれ?キミ…25歳なの?第二新卒?へぇ…3年も何してたのw?年齢的に厳しいよねぇ。」と話しかけていたのは個人的にですけど、あまり心証良くなかったのです。
↑みんなの前で、しかも面接とかじゃなくて、作文を書いてる、シーン…とした中で言う事じゃないじゃん。って。
「あれ、ちょっとどうかと思ったわ」って話をした記憶があります。
結果はまだ出てなかったので、別に負け惜しみで話していた訳では無いです。決して。
↑最初は、話しかけてくるN君に対して、なんだこいつ馴れ馴れしいな…就活で心が壊れたか?女子だったらワンチャンあったのに男かよ~くそ……一緒に電車乗るのやだな…早く別れて、帰りに秋葉原に寄ってゲームでも買って帰るか…みたいな事を考えていました。
酷い?そう、私はコミュ障です。許してください。
帰り道、LINEを交換しようと言うので、しました。
その時に、どこ大?って話になって、まぁ、あの名前が出てくれば悟りますよね。
そのあとは、あの会社落ちただなんだかんだって他愛もない会話でした。
そして、飲みに誘われたので、とりあえず行くことにしました。
N君との勧誘飲み会
最初の数回は、普通に1:1で飲みに行きました。
ただ、N君はゲームもアニメも見ないし、車とかバイクも興味無いし、何かと話題を探すのがコミュ障には辛くて………という訳でもなく、まぁ普通に世間話ですよ。中高の頃の友達みたいにクソ下品な話は出来ないですが、そこそこ楽しい時間でした。
ただ、数回飲みに行った時に、N君が「今日は友達呼んでるんだ。いいよね?」と言うので、コミュ障にとっては嫌でしかないのですが、まぁ「嫌です」と言える雰囲気でも無いので承諾しました。
ということで、呼ばれて飛び出てきた友達とは、まぁ青年部の“オトモダチ”ですね。
創価学会青年部のお友達たち数人と飲み会をしました。もちろん勧誘もありました。創価学会がいかに素晴らしい組織で、いかに素晴らしい活動をしているか。
そういうのは、やっぱりいろいろ言ってました。
「へぇ~」とか「そうなんだぁ~」とか相槌を打つことしかできませんでした。それを否定して雰囲気壊すのも嫌だったので。
あと、宗教やっているならどこの宗派なのかはしきりに聞かれました。私は、一応むかしはカトリック系の幼稚園&小学校だったので、そう答えておきました。昔は、ファッション的にマリア様のネックレスとかつけていました。なかなか渋くてお気に入りでした。というより中二病だっただけかもしれません。
↑クリスチャン!!ってこれじゃないですよ。キリスト教の事ですよ。
しきりに宗教を聞かれたのは、どこも入っていないなら、学会…入ろうぜ!!みたいな勧誘をしたかったのかもしれません。
若い人で自分が信じてる宗教をパッと言える人は少ないですし、特定の宗教を信じてる訳では無いでしょう?
みんな神社にもお寺にも教会にも行くでしよ?
神頼みもするでしょう?なんの神かは分からないけれど。
というか、そんなどこにも入ってないなら~って部活の勧誘かなんか何ですか?それともアムウェイみたいなねずみ講のような感じなんですか?
受け流すのも辛くなってくるんやで。
あと、夢の話。創価学会に所属している人はみんな個人個人で夢をもっていて、みんなで夢…というか目標に向けて互いに高めあっている…みたいな感じで話されていました。創価学会の人って「夢」好きですよね。誰の話を聞いても「夢」というワードは必ず出てくる気がします。
「○○くん、夢…あるの?」みたいな。
↑ねーよ!そんな田舎から上京してきたシンガーソングライターみたいな事聞くなよ!!
実際、夢なんてありません。普通に暮らすことが夢ですかね。ハイ。
あとは…創価学会についてどう思っているかですか。
まぁ彼らもネットのネガティブな意見は知っていて、そんな意見に対してどう思っているか…と聞かれました。
ぶっちゃけネガティブな意見しか出ませんわな。
↑そんなつまんねぇ事聞くなよ!!わかってて聞いてるだろ!!雰囲気壊したくないから、「そんなことないよ」って言って欲しいのかぁ?
と思って、私はズバッと言ってやりましたよ。
ぼく「そんな悪いイメージは…ないかな?うん。」
あと、政治の話。
誰の政党を応援してるの?とか、公明党の山口代表って知ってる?とか。公明党の公約はね…とかとか。あと、公明党がどんな素晴らしい事をやっているか、どんな日本を目指して頑張っているか。とかね。
創価学会の人と話すときは、「夢」「宗教」「政治」の話がだいたいワンセットです。それだけ夢中になるような教育をしているのでしょうか。
ただ、それだけ20歳やそこいらの若者が、政治にそこまで熱心に関心を向けられるのは、形はどうあれ素晴らしいことだと思います。
私は、まっっっったく政治に興味ありませんでしたけどね。アラサーになってもそうですけど。
そんな地獄のような飲み会に行った記憶はあります。
もう、あんま人呼ばないで…とそれとなしに伝えました。そしたら、呼ばなくなりました。基本的に素直な人なので人の嫌がる事はしない人です。ただ、常識がやっぱり少しズレてる感じはありますけどね。
創価学会の会館って行ったことありゅ?
そもそもの話なんですけれど、創価学会の信者以外で、会館に行ったことのある人っていますか?
神社やお寺、教会等に比べると入りずらい雰囲気を醸し出していますよね。
別に入っても神社仏閣のように美しいとか荘厳な何があるという訳ではないので、入る用事もないのですが…
私は、N君に連れられ、N君の地元の会館に連れられて行った事が何回かあります。(何回もあるのかよ!って感じですけど、何の前触れもなく、喫茶店に入る雰囲気で連れていかれたりとかするので)
多分、喫茶店とか入る感覚なんでしょうね。ホントに。それくらい身近な施設だってことですよ。
ちなみに、私はN君に連れていってもらう前に、高校生の頃にK君という友達に1回だけ連れて行かされた事があります。やっぱり、創価学会の方たちにとって、会館は心が落ち着くテリトリーみたいな感じなんですかね。
彼の地元の会館以外だと、信濃町の平和会館等に入った事があります。古い割に綺麗な施設でしたね。
↑信濃平和会館 ※画像は公式より
信濃町は、創価学会のメッカといわれるほど、創価学会関連施設が密集しています。(というか、あんな都内のど真ん中、新宿にあんな量の土地と建物を所有してるってどんだけ金があるんだ…)
ここは、私も1回しか行ったことなくて見学みたいな感じでした。
なので、細かい話は、N君の地元の会館の話にしましょう。
そっちの方が何回も連れて行かされてるから。
初めて行ったのは、N君が地元を案内してくれるとかいって、私がその地元まで行ったときですね。別になんてことない関東地方で原付で日帰りで行けるところですよ。
以前、K君に違う会館ですが、1度連れていってもらった事があります。
外観のイメージ的には、公民館というのが一番近いでしょうか。
三色旗がゆらゆらとなびいている以外は、その辺にあっても、区とか市の施設かな?と思うほど地域にマッチしている外観。
↑ネットで調べたら上の方に出てきた。神奈川の会館とのこと。私が言ったのはまた違うところですが、公民館ぽいでしょ?
建物は、信濃町にある仰々しいやつはとは、やっぱり違いますね。
中も、普通の公民館です。ロビーには警備員さんが常駐していました。
襲撃とかあるんでしょうか…
みんなで”お題目”と呼ばれるまぁ、お経みたいなもん?ですよ。それをあげる場所がありました。だいたい50畳くらいでしょうか。
部屋の中には、仏壇的なものと、おりん(お坊さんがゴーン…とならす大きい丸い鐘みたいなやつ)があったのを覚えています。
↑こういうのを、おりんと呼びます。
ちなみに、金剛堂という創価学会専門の仏具とか雑貨を扱っているお店があるそうです。
私もN君から聞くまでそんなこと知らなかったです。いや、知らんよな。
ホームページを見てみると、仏壇とかおりんとかはかなり他の仏教と似てるというか同じ?ですね。
会館にあった仏壇はハイテクで、リモコンを押すと、自動で開くようになっています。
これは、どこも同じ仕様なのかな?K君に連れて行ってもらった会館もたしか自動開閉&照明だった気がします。
中に、仏像か何か飾ってあるのかと思いきや、お札みたいなのが1枚出てきたのを覚えています。
また、仏壇の前には、「池田大作先生と、その奥様に感謝」みたいなことが書かれた垂れ幕がありました。
そういうの見ると、やっぱカルトぽさはあるなぁって感じ。なんで、感謝しないといけないんでしょうね。そんなまったく見ず知らずの人にさ。教育とか洗脳って怖いね。
って、私は思いました。個人的意見ですよ。
あとは、普通の洋室が会館内にはいくつかありました。イメージ的には、学校の視聴覚室とかそんな感じですよ。
あとは、地方から出張してきた人を泊めるための部屋とか、シャワー、風呂等がありました。出張とか交流とか、凄いですよね。その辺の会社よりちゃんとしているのではないでしょうか。
お題目を上げる..…正式な言い方が分からないんですけど、いわゆる「お祈りの日」みたいな時は、かなりの人が集まります。50畳くらいの部屋に70~80人くらいは入れるでしょうか。そのくらいの人たちが公民館みたいなところに押し寄せます。
スーツで、座布団を撒いたり等、準備する人もいて、かなりの大賑わいです。
お題目を上げているときは、外にいても声が聞こえてきて、ちょっと異様な一体感を感じます。
逆に、お祈りが無い日は、静かで落ち着けそうです。観光目的に見に来る場所でもないですしね。
私は、N君、N君の友達×2くらいから勧誘を受けているので心臓バックバクでしたけどね。なんで
示し合わせたように中に居るんだよって。
給茶機と、イスとテーブルがあって、会話できるスペースがあるんですけど、お祈りの日は、結構みんなそこで話あっています。主婦、オッサン、年齢層は様々です。中高生は、さっさと帰っていましたけど、大人たちはそのスペースに座るか、立ち話をしている人が多かったです。
そんな中、子供たちは空き部屋で無邪気に走り回っています。親の病院とか冠婚葬祭の待ち時間とか、子供って我慢できなくてはしゃぐじゃないですか。特に、近所の子とか仲のいい子と一緒だとなおさらですよね。雰囲気はそんな感じです。
私は、その大人たちの話をコミュ力高いなぁ~と私は思いながら、どんな話をしているのかと耳を傾けてみると、だいたい「選挙」「公明党」「講義」。
誰の演説をどこでやるとか、誰のを聞きに行くとか。あと、誰の講義を聞きに行くとか。そんなハナシ。
まぁ、N君から声掛けがかかるのは、基本的に選挙前くらいしかありませんから、時期的なものもあるのでしょうけど…
それにしてもみんな選挙が好きなんだなぁ…っていうのはN君にしても、N君の友達、その周りの大人の話を聞いていても良く感じます。
会館の視聴覚室で衛星放送を見たよ
ということで、お祈りの日に行った時の話です。N君と、準備を終えたスーツ姿の男性、デザイン系で働く見た目だけちょいチャラい男性。
スーツさんと、チャラさんとしようか。
N君は、スーツさんとチャラさんは良く知っているというか、よく話すようで、スーツさんが、私と一緒にいるN君に
スーツさん「あー!N君、どうも。何してるの?」
N君「今日は、ろてぃ君を連れてきたんだ。」
スーツさん「へぇ。はじめまして。スーツです。」
私「どうも、ろてぃです。」
スーツさん「ろてぃ君は、どこの支部なの?」
N君「ろてぃ君は、まだ…」
ろてぃ「そうなんスよ…あはは……」
入るだけでもアウェーなのに、圧倒的アウェー感
スーツさん「ラウンジ、混むからゆっくりできる部屋行こうか」
N君「そうですね。行きましょ行きましょ」
ここで、チャラさんが通りかかる。
スーツさん「あ、チャラさん!久しぶりですね。」
チャラさん「あー…お久しぶりです」
チャラさんは、見た目とは裏腹にすごい静かで落ち着いた人だった。
スーツさんが多分、そこそこ偉いのだろう。
んで、チャラさん→N君といった感じ。年齢通り。
チャラさんと一通り挨拶をかわし、視聴覚室に向かう。
スーツさんは、おそらく30代前半といったところ。落ち着いた感じで淡々としゃべる。
チャラさんは、派手なシャツを着ていたが、意外と静かにゆっくりしゃべる。
その3人+私で視聴覚室に向かうわけです。
一通り、通過儀礼のように「創価学会についてどう思っているか」「選挙には行っているのか」「宗教は何に入っているのか」などの質問を受けました。
どれも当たり障りのない答えを返したところで、スーツさんが、「せっかく会館まで来てくれたのだから、創価学会について少しでも知ってほしいな」という。
確かにそりゃそうだ。学ぶのは嫌いではない。ワンチャン話のネタにもなるか。とか当時は思っていました。
その視聴覚室的なところには、50型くらいの少し大きめのテレビがありました。多分、創価学会員用のBS的なものにつないでいました。(多分DVDとかではなく、衛星放送ぽかった)
というか、衛星放送もやってるってどんだけ金あるんだ創価学会…
そんな中の、“創価学会とは”みたいな入門編みたいな映像を見た記憶があります。
感覚としては、NHK教育を見てる感じ。
仏教の基礎的な話、十界についての話とかは記憶に残っています。あとは、創価学会の活動についてとか、世界大会っていうのがあるらしくて、その映像を見ました。あと、池田大作がどんな素晴らしい人かという解説もありました。
そんな映像を30分くらい視聴しました。
スーツさん「どう、わかった?十界とか少し難しかったかな?」
ろてぃ「はぁ…まぁそうですね。大枠は分かりました…」
正直、宗教関係の用語等については、中二病だった時代に誰もが勉強するであろう事柄でしたので知っていました。
え?違う?宗教用語とかなんか勉強しない?
↑これアニメやってた頃はもう大学生だったけど。モリサマー可愛いなぁおい。
とまぁ、閉ざされた記憶の中に眠る古の知識でなんとなく理解してしまった私。
N君「まぁ、最初はそんなもんだよ」
これからがあるような言い方しないでよ…
映像を見終わって、ひと段落したところで………
スーツさん「そういえば僕達は“南無妙法蓮華経”ってお題目をあげるんだけど、その南無妙法蓮華経っていうのはね…………」
と、解説が始まりました。
詳しくは覚えて居ないんですが、南無妙法蓮華経の発音だかリズムだかが、宇宙の波動と同じだとかで、唱えている人に夢を実現するためのパワーを与えるんだ。的なことを仰っていました。(うろ覚えですが)
↑宇宙の波動ってこんな感じ?
N君の方をちらっと見ると、真剣な顔して“うんうん”と頷くN君がいました。
僕「はぁ………そうなんですか。(誰かツッコめよ!!!てかこれ、なんの話し???)」
私は、いきなり始まった宇宙の話に、その壮大さとお題目が持つ力に圧倒されていました。
僕は、「ううう、宇宙のははは波動???リズム???ま、まさかそんな………“アレ”にそんな力が……?」とか驚き慄いた反応を出した方がいいかなと思ったのですが、チャラさんも、N君も真剣な顔して頷いているので、そんな雰囲気にはできなかったです。
聞いてる方はお口ポカーンです。
↑宇宙とかリズムとか…も、もしかして、途中からマクロスの話してた???って感じ。ちなみに私はミレーヌちゃん(マクロス7)が好きです。
なんかちょっとカルトぽさが出てきましたね。
そんな創価学会の解説が一通り終わると、スーツさんが自身の過去について少し語ってくれました。
要約すると…スーツさんは、新卒でブラック企業に入社したそうです。その頃は、創価学会の活動が出来なくなっており、心身ともに憔悴しきっていたそうです。その後、親の介護の為、会社を辞めて、創価学会の活動を再開。御本尊に向かってお題目をあげると力が湧いてきて、再就職に成功。親も元気になり、楽しい毎日を送れているのだそう。
めでたしめでたし。
………どう思います?
こういう、救われた系の話は宗教には付きものですよね。
↑つまりこういうこと。変われるよ。現に俺は変われたって。スーツさんもそう言ってた。
スーツさん「ろてぃ君はさ、叶えたい夢とか、環境を変えたいって思ったことある?」
ろてぃ 「夢…いえ………なんとも思いつかないですね……」
↑夢と言えばホンダかな?
あったとしても宗教に頼ろうとは思いませんね。自分の力で変えていかなきゃですよ。 自分で何をするかですよ。それを祈りとかに頼るのはちょっと違うと思います。祈って力が湧いてくるというのならばそうなのでしょう。それは個人の気持ちの話なので。プラシーボとかあるでしょ?自分の調子が良ければ結果的に周りの環境もよくなるかもしれません。
その、宗教で人脈作って再就職とかなら分かりますけど、祈って再就職ってちょっと「えっ?」て思いますよね。あと、そもそも目標を考えながら毎日1時間も祈ってれば否応なく意識させられるので目標に近ずきそうではありますよね。
あとは、会合とかでみんなの前で自分の目標を宣言したりする場があるそうです。
そんな事やったら達成せざるをえないじゃないですか。
やっぱ祈りは通じるんだな。そゆこと?
そんな映像を見たり、そんな話をされ、約1時間30分くらい。「そろそろお開きにしますか。」とスーツさんから。
やっと解放されました。
↑なんか凄いホッとした瞬間であった。
まぁ、今となっては、いい経験になったなぁ…と思いますけどね。先にも書きましたけど、信者じゃない人が会館に入るってなかなかできない経験でしょうからね。それに、学会員の話を聴けるのはなかなかない機会でしたから。当時は後悔していましたが、今思えばいい勉強になったと思います。
ただ、多人数で1人を囲み、根負けするまで何度も勧誘するのは、勧誘の基本です。
↑偉い人がいきなり出てきて圧力をかけられたら、そりゃ怖いよな。
まぁ、そういう勧誘もあるそうです。根負けするまでストーキングしたりお家訪問、電話とか。
特に、入会動機のある人、病気にかかったとか争いごとをしている。金銭的に貧しいとか。そういう人はターゲットにされやすいし折れやすいらしいので注意ですね。
まぁ、それが日蓮大聖人の教えらしいんですけどね。詳しくは知らんけど。
私は、貧困だけどそこその幸せだし、健康だし、争いもしてないしで、取り入る隙が無かったのではないかと今になっては思います?
まぁ、付き合いは慎重にね………
東京富士美術館って知ってる?
東京都八王子市にある美術館ですね。東京から1時間半~2時間くらい。多分駅からも遠い。
↑Wikipediaの画像を拝借。
普通の美術館ですねぇ。
私はN君に事前情報全くなしで、「美術館に行こうよ」と誘われたので、行ってきました。
飲みの誘いとか断り続けていたので、たまにはなぁ………という感じで誘いに乗りました。
何処の?と聞かなかった私も悪い?のですが、まぁ、そういう場所なんですよ。
一見すると普通の立派な美術館で、私も創価学会系だと知ったのは、到着して創価大学とか記念館に囲まれてると分かった時に察して、調べた時です。
そう、立地は、創価大学、創価女子短期大学、創価学会牧口記念会館の隣?というかそのエリアにあります。
N君は創価大学の方を指さして
N君「ここ、通ってたんだ………」
と懐かしそうに眺めていました。
ろてぃ「あぁ、そうなんだ」
私は、まったく興味ありませんでした。
ただ、まぁ一般公開しており、金とって営業している美術館だけあって、中は普通の美術館ですよ。
中は、結構な数の絵画が並び、創価学会の施設ということを忘れさせてくれるくらいプレーンな場所でした。
ただ、私は芸術にまったく興味が無かった。
へぇ…とか、ふーん………って洋画を眺めてながら、横目でチラッとN君を見ると、そんな楽しそうではない。いや、美術館で楽しそうにってのは難しいかもしれないけれど………
N君がそういう美術とか芸術が好きだから誘ってくれたのかなぁと思っていたので、退屈そうにしているN君を見るとなんか親近感が湧きました。
↑気になる方はどうぞ。普通の美術館ですよ。芸術に興味がある方は、一見の価値あるかもしれません。
N君はただただピュアなんかなって・私個人の思いについて
そんなこんなでいろいろ布教された訳ですが、私は結局創価学会に入ろうとは思いませんでした。
入れば、それはそれで夢に向かって自分を高めたり、選挙に本気で打ち込んだり、仲間もいっぱいできるでしょうし、楽しい事なのかもしれません。しかし、私は創価学会の考えを認めることはできませんでした。それだけの話です。
やはり、信者ではない私が客観的に創価学会をみると、その選挙(というより公明党)にかける異常なほど熱い思い、お題目を唱えると夢がかなう。とか、池田大作先生に感謝の垂れ幕とか…そういうところは異質に見えましたし、私的に認められない部分であります。
↑みんなで祈って乗り越えようって何?共済制度か何かなんですか?人生祈りだけじゃ解決できないことの方が多いよ。
よく、ネットでは勧誘のノルマがあるとか言われていますが、そんな大学生くらいの若者にそんなノルマを課すかと言われれば、そんな感じはしません。それでノルマをコンスタントに達成できる人がいたとしたら、そりゃ立派な営業マンですよ。
↑実際にはあるよ。絶対ある。ただ、ノルマはないと思うけどね。
例えば、役員とかになれば、公明党の票集めとか入会者集めとかそういうノルマがあるのかもしれませんけどね。でも、創価学会幹部の多くが高額納税者とも言われていますけどね。
私が勤めていた会社でも、選挙の季節になると、公明党の○○選挙区の○○さんを応援します。という署名を書かされます。応援します…だけなので、投票は自由意志ですけどね。多分、創価学会の営業活動とかに使うのでしょうか。
↑選挙に関しては確かにこういう活動をしている人はかなり居る。歳いった人だけでなくて大学生みたいな若い人も票集めに必死になる人は多い。
N君もそんな中の1人かもしれません。多分私はカモから外れたので、連絡しても無駄やろな。でも1報だけ入れておくかレベルの関係に格下げされたのかもしれません。
↑こうやって子供の頃から教えられ、周りの人にもそう言われたら、やるしかないっしょ。
N君からしたら、学会の活動は本当に楽しい事なのでしょう。なんであれ打ち込める事があるって素晴らしいと思います。
N君の勧誘は、本当に部活の勧誘のような感じなのだと思います。一緒に楽しい事、素晴らしい活動をやっていきたいから誘うんだってだけだと思う。
子供のころから創価学会の小学校~大学まで。教育だけでなく、廻りで付き合っている人間関係。親や兄弟、幼馴染も学校の先生や友達や先輩も全て創価学会員で有ると創価学会が自分の生活の中の当たり前になるわけですから。そして、そういう環境に取り込まれてしまうと、世間のネガティブな意見も薄まってしまうことでしょう。「周りの人はああ言ってるけど、私たちのやってる事は正しい」そう言われ続ければそう信じるでしょう。
ただ、彼自身は悪いことはしないですし、人の嫌がることはしません。私と違って素直だし、私より、友達は多いと思いますし…何よりもピュアなのかもしれません。
なんとなく、話していてそう思います。
でも、例えば数人で追い込んで、入信させるという教育を受けていれば、そうするでしょう。だから、飲み会に先輩などを数人連れてきたり、会館に連れ込んで周りの大人を巻き込んで説得しようとしたのかも知れません。それは、「勧誘する時はそうするんだよ。それが結果的にその人を救うんだよ」って教育されていれば、N君にとってそれは常識で普通のことなのかもしれません。じゃあ周りの大人が悪いかと言われれば、その大人達もそう教えられて来たんでしょう。それを次の世代に教えてるだけです。
ネット上では、創価学会員の事を悪く言う人が結構いると思いますが、それはちょっと違うかなと思います。
創価学会を信じている人達は、ピュアだからこそ素晴らしいと感じて本気で取り組んでいるんですよ。宇宙の波動なんて私は信じないですけど、でも、それを信じて夢や目標に向かって頑張っているんですよ。
その素晴らしい活動、楽しい事を他人に勧めて一緒にやりたいと思うのは自然な感情ではないでしょうか。
しかも、勧誘して入信してもらえれば、自分の得も上がって、その人も救える。サイコーじゃないですか。
まぁ、その勧誘を受ける側にしてみたらただただウザイんですけどね。また、その勧誘がウザイほどしつこい奴っていうのが一定数居るというのも事実だと思います。そりゃあんだけ大きい母体で信者の方も多いので、そりゃそんな奴も多い事でしょう。
そして、猛烈な勧誘を善とした日蓮大聖人の考えを教育されていればなおさら。
そして、またその勧誘というのが宗教だからデリケートで断りにくいというのもあるんですよね。遊びとかだったら「めんどい」「むり」でいいんですけど、宗教ってその人がこれまで心の支えにしてきたものであったりするから、そんな言葉で一蹴するのはちょっと憚られるじゃないですか。仲が良ければなおさらです。
私はコミュ障で自分本位なので嫌なものは嫌と言ってしまう性格なので、N君にお酒の席ですけど、創価学会の気に入らないところ全部ぶちまけました。でも、それが私の本心なんだから仕方がないじゃない。そう思わずにはいられないんだから。N君は「まぁそうだなぁ…」と聞いていましたが、どう思って聞いていたかは今となっては分かりません。
だから、選挙の時しか連絡をくれなくなったのかもしれませんけど。N君は、前に「僕達みたいな若者にも選挙行って欲しいから選挙前にはみんなに連絡してる」って言ってましたけど、それは本当にそれだけなのかは置いておいて、選挙にかける熱量……特に票集めは創価学会の活動の中でもかなり重要なことなのかも知れません。
実際、公明党の誰かに入れてと言ったところで、その人が最終的に誰に入れたかなんて分からないじゃないですか。それでも掛け続けるのだから熱心なんだと思います。
最後に私の総括。
私は、創価学会員個人を否定する気はありませんが、創価学会については好きではありません。それは、カルト的な側面であったりとか、政教分離に反して信者を使った政権活動、そして、強引な布教活動、それらを善とする教育を行うことなどがあります。それらはおそらく自分が創価学会の1部に組み込まれてしまったら意識せずに刷り込まれていってしまうのでしょう。N君だけでなく、スーツさんやチャラさんの話を聞いていると、少し洗脳めいたところもあるのかなと思います。カルトのやり方そのものではないかと思うところもあります。
ただ、それは大枠の組織の話だけであって、そこに所属している人は多種多様です。彼らとの付き合いを否定から入っていく事だけはしないで欲しいし、しないように心がけていきたいと思います。
彼らが受けてきた教育は、私たちにとって少し異質なものかもしれません。だけど、その人個人が悪い訳ではありません。
まぁ、綺麗事かもしれないけどね。そうしていこうっていうだけで。
今回は、このくらいにしておきます。