アラサーおにいさんの備忘録

アラサー独身おにいさん(おじさんではない)の雑記です。日々の雑記を書き連ねていきます。趣味は、自動車、バイク、自転車、ゲーム、資格取得などなど!

SR400っていうバイクの話

3連休の日曜日、友達とバイク屋さんに行ったのでバイクの話をします。

 

友達が甚く気に入っていたバイク。

SR400というバイクについて。

SRはシングル·ロードスポーツの略。


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↑個人的にSRって2型ドラムブレーキで、このカラーパターンのイメージです。

 

免許をこれから取ろうという友達。M君。

ニンジャとかいいかも!ハヤブサ、カッコいいな!やっぱフルカウルでしょ!スーパースポーツ!!

と言っていたM君をバイク屋に連れていきました。

とりあえず、全国チェーンのレッドバロンに向かいます。

休日なのに、人はあまり多くはありません。

まぁバイク屋なんてそんなもんですね。

 

店内に入ると一番に目を惹くのは、Ninja250、CBR250RR、YZF-R25、GSX-250R等の国産250ccクラスのスポーツバイク達です。


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↑Ninja250。10年落ちでも結構高い……

 

 

ユーチューブで活動してるモトブロガーの動画にもこの手のバイクはよく登場します。街中でも最近よく見かけますよね。

ちなみに余談ですが………

250ccクラスは、車検が無く比較的リーズナブルに乗れますって言われています。

結局車検の費用の内訳って自賠責+整備費+手続き費です。

しかし250ccも自賠責は必要ですし、整備だって定期的に行わなければなりません。

バイク保険だって小型だろうが大型だろうが金額は変わりません。※車両保険や盗難保険を考慮しなければ。ですが。

そう考えると、小型と大型、そこまで大きく維持費に差がでるようなものではないと思います。 維持費で悩んでる方は、一度計算してみてください。

 

ちょっと話はそれました。

バイク屋に入ったところまで話を戻します。

 

 

やはりM君も最初はニンジャなどに目が行きます。

M君「おっ!これがニンジャかぁ!……んで?これがジスペケ…………うーん…まぁかっこ…いい……けどぉ…?」

私「けど?なによ(笑)でもやっぱり、いま流行ってるのはこの辺じゃない。無難だと思うけど。」(250ccスポーツバイクのコーナーを指さしながら)

 

んー…なんか微妙な反応? 

 

そして、大型コーナーにてM君憧れのハヤブサとご対面。

M君「これがハヤブサかぁ…」

私「ハヤブサ…写真で見るより大きいね。」


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ハヤブサかぁ………

 

店員さんに行って跨がらせて貰ったM君。

M君「足辛くね?片足しかつかないよ。腰、このままずっと乗るの?うわぁキッツぅ。」

私「まぁそうなるな。足つかないの怖くね。」

 

なーんて話をしていると…ふと、

 

M君「あ、コレ……カッコいいなぁ。これ…欲しい…かも……」

 

そう呟いた彼の目の先には黒いSR400。f:id:ROTY_NORISU:20200323175321j:image

17年モデルの綺麗な車体。

 

SR400は、画像で見るとなんの変哲もない普通のバイクに見えるんですが、生で見ると鉄の塊感っていうのかなんというか。

フルカウルのプラスチッキーなものと比べると、金属パーツがむき出しな分、重厚な感じがあるんですよね。

メッキパーツも多く使用されており、ピカピカ輝いているんですよ。

エンジン周りもメカニカルで、男心をくすぐります。空冷の証であるフィンも美しいです。

これはフルカウルにはないカッコよさです。 

 

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↑新型SR400

今非常に人気が高くて、新車は3ヶ月待ちとのこと。

 

今はクラシカルなネイキッド型が流行りだそうです。

ヤマハはSR、カワサキエストレヤ、ホンダはクラブマン、スズキはボルティーとかとか。

特にSRとエストレヤは女性によく売れてるんだとか。

たしかにシートが低く車体も乗りやすそうですね。単気筒のバイクは車体の幅もあまり広くなく、足つきも良さそうです。

 

って店員さんが言ってました。



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↑初期型SR400。確かにカッコいい。

我が愛馬、YB-1になんとなく似てるし。

 

 

エンジンは、400ccの4ストローク単気筒。

特徴があまり無いようで私はあまり惹かれませんが、実際にその音を聴くと心を揺さぶられます。

 

M君「へぇ〜。SRかぁ。ネットの写真では、あんま特徴の無い普通のバイクかと思ってたけど……」

私「いや、いいねぇSR。これ、私も欲しい」

 

店員さん「エンジンかけてみますか?キックスタート、是非やってみて下さい。」

 

店員さんに教わりながら、キックを下ろすM君。なかなかかからない。

 

店員さん「デコンプレバーを握って……そう………勢いよく…………」

 

いろいろ教えてくれた店員さん。

余談ですが、レッドバロンの店員さんは、これからバイクに乗ろうという人達に対してバイクの魅力を伝えようっていう意識が高いです。それは、他のお客さんへの対応を見ていてもです。

個人店や小規模な店舗だとどうしても整備に手を取られてしまいますから懇切丁寧に説明をしてくれません。というか説明に割ける時間がありません。

整備と営業で分業化されているレッドバロンは新規でこれから乗ろうという右も左も分からない客を相手にする余裕があるのでしょう。他のバイク屋と比べても車体の価格も変な値段設定は無いように感じます。

 

店員さんのアドバイスを貰い、勢いよくキックを振り下ろすと、エンジンに火が入る。

ドルゥン……ダッダッダッダッダ……………

単気筒のエンジン音を文字におこすとこんな感じですか。

逞しく小気味よい爆発音は聴いていて気持ちが良いですね。

M君「おっ………おぉー!…」

私「おっ、やったじゃん。音、いいね。これ。」

 

初めてバイクに火を入れる。それにキックスタートで。

自分で振り下ろした脚の力でエンジンに火が入って爆発する。これは興奮します。

50ccのYB-1であってもキックスタートを、降ろすと、ドキドキします。

未だにキックで火を入れるとドキドキワクワクします。

 

 

ちなみに、私はもっとギュインギュイン回るエンジンの方が好きなので、購入には至りませんでした。

すると、4気筒か2気筒か。

でもVツインは形がなんか好きでは無いです。横から見ると✌してるみたいで。

ちなみに、SRシリーズの中には、こんなのもあります。
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↑SRV250 Runeissa 通称ルネッサ

デザイン的には細くて好きなんですが、ちょっとこういうスポーツバイクにはVツインは似合わないような気がして···

Vツインはやっぱりアメリカンなイメージがして、ヨーロピアンなルネッサの外見にはちょっと不釣り合いに見えます。

ちなみにルネッサ、中古は結構値段が高いです。

 

 

さて、SRの主な特徴をまとめると

①クラシカルな秀逸なデザイン

②セルが無くてキックスタートしかない

③単気筒ならではの震動が強くて手がしびれる

④とにかく遅い

 

ネットの評判を見るとそんな感じですか。


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↑SR400 2型は前輪がドラムブレーキとなりクラシック感が増した。2型〜3型は比較的お手頃な価格なものが多い。

 

 

①クラシカルなデザインだなって話。

まぁバイクのお手本みたいな形ですよね。少なくとも私はそう思うのですが。

最近の若い子が思い描くバイクってどんなイメージなんですかね?フルカウル?アメリカン?それとも普通のネイキッド?f:id:ROTY_NORISU:20200322015936j:image

↑今はフルカウルのイメージなのかなぁ

 


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カワサキw400とヤマハSR400

 

デザイン的には、よくカワサキのWと比較される事が多いですが、現物が並んでるとかなり違います。写真で見るとあまり変わらないように見えるんですが。

SRの方がスレンダーでスリムです。

Wはやはり並列2気筒だけあってムッチリグラマーな感じです。タンクも結構ぼってりしています。

個人的にはSRの方がモダンなデザインに感じます。

Wはやはり昔の目黒製作所のバイクをイメージしているためちょっと古臭いデザインです。

 

でも興味のない人からしたら、どっちも同じに見えますよね。

ぶっちゃけ最初は私もそう思いました。

 

あとは、SRの特徴といえば、ハンドル廻りのスイッチのデザインが非常にカッコいいと思います。


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↑なんか昔のカメラみたいでカッコよくないですか?

正直、このハンドル周りだけ欲しい。

 

 


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↑キックペダル

 

②は、キックスターターしか無いっていう話。

キックスターターをガコンと下ろしてエンジンスタートすることをSR乗りの間では“儀式”と呼ぶみたいですね。

あはは。その言い方はちょっと気持ち悪いですが。

 

今の時代に、キックスターターしかないという硬派(かたはって読むのさ………)仕様。

坂道の右折とかでエンストしたらどうするんだろう。って思うとキックスターターだけだというのは少し怖い気がしますが。

 

キックスターターしかない。それがSRのアイデンティティであり、人気がある理由の一つなのかもしれません。

 

そして、“儀式”と言われるのもなんとなくわかる気がするんです。

なんというか、キックスタートでエンジンをかけるとがいうのは、これからバイクに乗る人へ向けたエンターテイメント的要素はあると思います。


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↑どうしてもキックスタートができない人は、CB400SSを買いましょう。セルとキックスタート併用です。

これもこれで雰囲気があってカッコいいバイクですよ。

 

買う前に一度キックをやってみる事をオススメします。この“儀式”がいいか悪いか判断材料にしてみてください。

 

 

③は、振動が凄いって話。

単気筒ならではのドコドコという震動を"鼓動感"と呼ぶそうですね。単気筒だけかは知らないけど。

その振動は狂おしく、手がしびれる。ネジが緩むと。

それがバイク乗っている感が出て好きだってSR乗りの方々は言われますよね。

 

確かに一理ある。

 

でもロングライドはちょっと辛そうですね。乗り物がなんであれ振動は後で身体に来ます。乗ってるときは「手が痺れる〜」で済むかもしれませんが、休憩時間とかの気が抜けた瞬間にどっと疲れが襲って来ます。

一気に眠くなるんですよね。

でも、快適に旅しようって人はそもそもSRなんて選ばない訳で、狙った顧客のターゲット層では無いでしょう。

 

 

あとは④、「遅い」という話。

遅いと言うとネガティブな感じになるので、「トコトコと走るのには最高です。」と表現される事が多いです。

まぁこれは日本の公道を普通に走る分には問題ないかと思いますがどうなんでしょう。

追い越しの時にあまりにも遅すぎるっていうのはちょっと心配ですが、そんなレベルなんですか?

この点に関しては私はさほど気にするデメリットではないと思います。

 

そもそも速く走りたい人はスーパースポーツ買えば良いんじゃないですかね。と思いますし、追い越しを積極的にしたいタイミングは思っていたより少ないです。

 

昔と変わらないデザインでまだ生産が続いていて、人気なのは凄いですね。

それほどSRというバイクは愛されているんだなぁと思います。

 

そもそもバイクは趣味性が高い乗り物なのでそういう歴史とか拘りとかそういうのに酔いながら乗るのも醍醐味だと思います。

 

 

これからは、余談なんですが。

 

ちなみにSRシリーズには、SRXというものがあってですね、これまたカッコいいバイクなんです。

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SRX-600(ヤマハ)

めちゃくちゃカッコよくないですか?

 

後期型からセルついてくるんで安心です。

いや〜カッコいい。このネイキッドなんだけど、どことなくクラシカルな感じがとても良い。

空冷の単気筒エンジンで250cc、400cc、600ccとあったと思うんですが、600ccでも車体の幅が薄くて非常にカッコいいです。

 

今回はこのくらいにしておきます。