アラサーおにいさんの備忘録

アラサー独身おにいさん(おじさんではない)の雑記です。日々の雑記を書き連ねていきます。趣味は、自動車、バイク、自転車、ゲーム、資格取得などなど!

環境社会検定試験(eco検定)を受けてきたよって話

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ここ数ヶ月更新をサボっていたわけですが、なにかしていたというわけでも無く、ただただ仕事に追われて満身創痍だっただけです。はい。

ということで、年末に書こうと思っていた資格の話をします。

 

環境社会検定…通称エコ検定。

実は、前々から取ろう取ろうと思っていた資格でもあります。

遡る事早10年くらいでしょうか。大学生の時、就活に向けて何か取ろうかな…とか考えていた時期がありました。

結局、当時は受験しませんでした。

この受験料1回分でゲームソフトが買える程の金額です。

貧乏学生からしてみると、就活に役に立つか立たないか分からないような資格を取るぐらいだったら、ゲームを買いたかったわけです。

(当時から、就職に有利だなんだかんだ言われてましたけども、その点については今も甚だ理解できません。)

 

そこから就職をして、幾数年。今度は転職活動というものに直面します。

今、私が取得済みの資格の数であれば、目指す事務職であるならば十分な量のはず…勉強熱心であるという事を資格の量でアピールできるはず…そう思い応募し続けているものの、資格を羅列しただけでは一次面接にすらなかなかこぎつけない現実がありました。

「転職で必要なのは、資格ではない。実務経験。」そんなことは書類で落とされてきた現状で理解はしているつもりですが、それでもまだ資格を追い求めてしまいます。

 

そんな中、応募している会社の中でeco検定の資格取得を推奨している事をアピールしている会社が数社ありました。

であれば、最初から取っていれば文句なしだろう。という事で受けてみました。

ちなみにその求人票は私がエコ検定の受験を応募した時くらいに無くなりました。

 

悲しい。

 

そんな動機で、受けてみた次第です。

 

 

どんな資格なの?

2006年に新設された資格で、東京商工会議所が主催している民間資格です。

内容的には、エコ・環境についての知識を問われるものです。どちらかというと基礎中の基礎についてで、なんとなくですが、ITパスポートと同じにおいがします。

本気で学びたい&仕事の役に立てたい人は公害防止管理者とかが良いんじゃないですかね。多分。

難易度は低めです。昨今では70~80%程度の方が合格しています。

 

最初に書いてしまうと、この資格をとったからといって何かが出来るようになるとか、そういうのではありません。あくまで知識の証明を行うためだけのものです。

そもそも検定ってそんなものでしょ?

 

 

環境社会検定試験(eco検定)のホームページによると…

「環境意識の高まりにともない、ビジネスと環境の相関を的確に説明する力が求められる今、多くの企業でeco検定が導入されています。」

……本当かぁ?eco検定を取らせるような動きというのは大企業にあるんでしょうか。なんか商工会議所との繋がりがある企業は…の間違いでは?と思ってしまうのは気のせいでしょうか。

 

「ビジネスシーンにおけるキャリアアップはもちろん、生活者として健康で安全な暮らしを送るために、eco検定は社会の様々な場面で役立つ検定試験です。」

キャリアアップに使うというのはちょっと微妙な気もしますが、新卒〜2,3年目の方の勉強にはちょうど良いかなと思います。

普通に日々ネットニュース、テレビ、新聞なんでもいいですけど、ニュースを見る機会があればある程度得点できる内容なので、その訓練用としても良いかもしれません。

 

 

試験の流れ(CBT試験)について

まず、試験を申し込む段階で試験会場を選ぶことができます。

都内であれば、テストセンター、資格試験の学校、パソコンスクール等が候補として出て来ます。

申し込んだら、試験開始の10分くらい前に到着しているのがベストでしょうか。

受付して、注意事項聞いて、入室です。

試験時間は、パソコン上で試験開始ボタンを押してからカウント開始なので、特に焦る必要は無いです。

基本的には、選択問題なので選択肢をマウスでポチポチ選んでいくだけです。

見直しは、問題リストを表示させることも出来、回答済みの問題には、回答済みマークがつくので、回答していない問題は後からでもすぐわかるようになっています。

 

回答し終わって、もういいやとなったら試験終了ボタンを押しましょう。

試験終了ボタンを押すと、すぐに点数と結果が表示されます。

 

といった感じです。

操作上、特に難しいという事は無いと思います。

 

 

試験内容について

試験は、全て選択式です。

〇×問題が10問くらい。

あとは4択問題と、語句の穴埋め問題です。

制限時間は90分ですが、まぁ時間切れという事にはなかなかならない試験でしょう。

ちなみに私は、なんだかんだで40分くらいかかりました。

語句の穴埋め問題が多いので、文章を読む量が多いというのが時間がかかった要因でしょう。

あと、単純に問題数が思っていたより多かったです。

 

 

結果発表について

合格は、まずテストが終わった段階で点数&合否判定が出ました。

試験結果はプリントされないのですが、すぐメールで結果が来ますので、あまり心配しなくてもよろしいかと。


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↑私は74点でした。

合格点は70点以上ですから、ギリギリでした。

科目合格等は無くて、足切りも無さそうです。


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↑一応、大問ごとの点数は出るんですが、細かくどの問が間違ってたのかはわかりません。過去問も貰えないので、もうどんな問題が出ていたのかすら覚えていないです。

自分にとってはあまり意味のない点数表でした。

ここまで出してくれるのであれば、どの問題が正解だったのか、不正解だったのか教えてくれると良いんですけどね。

 

 

合格後は何をすれば?

とりあえず、受験後10日以内にデジタル合格証なるものが発行されます。

これは、ネット上だけで確認できるものらしいですね。

うーん…プレステのトロフィーみたいな?

↑こうやってコレクションしていけってコト!?

 

↑それで、一応インターネット上でこんなのが発行できるようです。

 

昔はカードタイプの合格証を発行していたようですが、やめたようです。

やっぱり実物がないとなんかちょっと悲しいですね。

 

この、デジタル合格証を交付されたら、その合格証に書いてある番号をもとに、紙の合格証を発行する事が出来るらしく、これに1250円取られます。

という事で、せっかくなので申請してみました。

↑こんなの届きました。1250円は郵送代込み。

まぁ住民票が1通300円と考えると郵送代込みとしても高く感じる。

 

 

勉強時間&勉強方法については?

絶対に参考にしないでほしいのですが、ぶっちゃけるとほぼノー勉です。

正直、合格という言葉を見るまであきらめていました。

前日に至っては、諦めの境地に達した私は、秩父にツーリングに行っていました。

 

一応、問題集は買っていたのですが、この中から出題されることはありませんでした。(私が問題集の問題を解いた数自体が少ないのもあるのでしょうが。)

私は、2017年のものをブックオフで購入していました。流石に5年も経過すると、情報が古くなっています。

 

本当に安全に受かりたいのであれば、最新版の問題集で勉強した方が良いです。

2017年なんてコロナ前ですし、SDGsなんて言葉はありませんでした。

しかし、実際の試験問題は、流行りのSDGsについて出題が何問かありましたから、古い参考書はあまりアテにしないほうがいいと思いました。


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↑安さに釣られて購入した中古の公式問題集。たしか200円くらい。

 

この試験は、結構流行りだとか、最新の語句を追っていかないと難しい試験だと思いました。つまり、時事問題が多く出題があります。

しかし、時事問題で多くが構成されているという事は、普段ニュースを見ている人や新聞を読んでいる人にとっては、最新の語句といっても常識的な語句しか出ないですし、ニュースや新聞で得ることが出来る知識で事足ります。

上記のニュースや新聞で事足りはするんですが、試験で回答するのはもう一歩欲しい…というもう一歩を埋めてくれるのが、公式テキストです。

やはり、正攻法としては、最新の公式問題集と公式テキストを購入し、まずテキストを読んで、ある程度知識をつけたら、過去問解いてみる。という方法が一番良いと思います。


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↑途中まで勉強した痕跡…

安いからと言って、古い問題集&テキストを購入するのはやめた方が良いです。

中古が安い理由がよくわかりました………

時事問題が多い。それに尽きます。(といっても最新のテキスト&問題集でカバーできる範囲でしょうけど。)

 

合格率は、70~80%くらいを推移しているようです。

そこまで難しい試験ではないですね。基本暗記だけで大丈夫です。計算問題はありません。

問題文は、ひねくれた問題の出し方はしてこないので、こちらも深読みせずに正解だと思った回答をしたほうが良いかと思いました。

穴埋め問題が結構多く出題されるのですが、文脈である程度分かってしまうと思います。

 

結局かかったお金は?

まず、受験料に5,500円

そして、私はCBT試験で受けましたので、会場使用料として2,200円取られました。

IBT試験(自分のPCで受ける試験)だと、自分を映すカメラが必要なのですが、私のプライベートPCはカメラが付いてなかったので、CBT試験(テストセンターのPCで受験する方法)を選択しました。

テストセンターは自宅から近くのところで受けたので、チャリで行ったので交通費はゼロ。

あとは、紙ベースの合格証発行費で1250円(+振込手数料200円くらい)取られました。

 

テキスト代で200円くらい。(中古のブックオフで)

※先ほども書きましたが、受かりたいのであれば、最新のテキストを買いましょう!!

 

新しいテキストを購入しても、とりあえず12,000円くらいあれば完結すると思います。

 

 

感想など


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これで晴れて私もエコピープルの仲間入りをしたわけですが………

ん?勉強せずとも試験に受かったということは元々私は、エコピープルだったのかもしれない。(そもそもエコピープルってなんだ?)

エコピープルとは、検定合格者の事らしいです。

↑こんなメールが届き、登録を迫られます。

 

そもそもの話、この資格に合格できたからと言って、エコについてや、環境問題等々について十分に理解できているとは思えません。

度合いで言うと、「エコに少しだけ興味があります」レベルです。

 

この資格を何かに活かせるのかどうか…という点については、うまい活用法が思いつきませんが、社員教育の一貫として、取り入れるのはアリかもしれません。

あとは、名刺にエコピープルのロゴを入れられるらしいので、名刺の空欄の賑やかし程度には使えるのではないでしょうか。

 

公式サイトには、

”2006年の試験開始以来、これまでに約54万人が受験し、32万人を超えるエコピープル(=検定試験合格者)が誕生しています[2022年3月現在]。”

と書かれています。

受験者の層を見てみると、社会人が多くを占めるので、会社の推奨資格とかに挙げられて受けている人がほとんどなのかな…と思いました。

 

エコ・環境問題について小学生か中学生の頃とかに勉強する機会があったと思いますが、そんなことを、再度勉強しなおせるというのは良いことかも思います。

 

ここで余談挟みます。

 

私は、確か小学校の“総合”の授業の時間にゴミ問題についての授業がありました。ゴミ集積所の見学にも行った記憶があります。

その帰りに、ゴミ♪ゴミ♪って歌っていた陽キャ男子が学校の近くにあるゴミ屋敷に住むお婆ちゃんに「この世にゴミと呼ばれるものなんてないんだよ!!」的なことから説教が始まり、近くに居た自分も巻き込まれ、先生も先に行ってしまったので、陽キャ男子と一緒に走って逃げた記憶があります。(別にゴミ屋敷を見る前からゴミゴミ歌っていたのでゴミ屋敷は関係ないですが、もしかしたらゴミ屋敷を嘲笑しているのだと勘違いさせてしまったのかもしれません)

 

学校に通報が行くのを恐れていたので、頭の中に残っているのでしょう。

別に自分達が悪くないのに謝罪に連れて行かれる姿は当時の自分でも想像に容易かったですから。

 

はい。

話を戻します。

 

あと、就職・進学時にも!!と書かれています。これについても甚だ疑問です。

本当にこの資格を取って有利になるのであれば、取りますけど………

ちなみに人事部の人たちは、「そんなのあまり重視しない」と言っていました。

まぁ、中小企業の人事部ですから、参考程度に。

 

大手企業の取りたい人材というのは…

バイトリーダーしたり、ゼミ長や部長をやったり委員会等に入って積極的に皆を引っ張っていくような活動をしていたりするリーダータイプ。

長期留学や世界一周など、なかなかできない経験をして、何事にも臆さず突っ込んでいけるようなイケイケタイプ。

TOEICなどの点数がべらぼうに高く、英語がペラペラの鬼コミュ強タイプ。

やはり、そういう人たちが嘘だろうと本当だろうと、上記で挙げたようなエピソードをペラペラとしゃべる事のできる人が大企業の面接に残っていっていた印象でした。

私は、何回かそのような二次か三次の集団面接・グループディスカッションにぶち込まれ、肩身の狭い思いをした記憶があります。

 

エコ検定なんて取っているオタク陰キャなんて基本取りません。

受かる人はエコ検定無くても受かります。

 

 

まぁ、あまり否定的な事ばかり書いても仕方が無いので、肯定的な事も書いていきましょう。

とりあえず、社会人・学生に関わらずですが、エコ、環境について知識をつけるという事は非常に良い事だと思います。

というのも、昨今のメディアではSDGsという言葉を毎日どこかで目に/耳にするようになりました。「エコについて考える・知る」という事が常識になってきたのかもしれません。

そういう意味では、社員教育の一環としてeco検定を取り入れるというのは、理にかなってますし、良い事なのかもしれません。

 

会社の視点からみても、CSR活動の一環としてエコ活動に取り組む企業も増えていることでしょう。本当はお金がかかる事なので、やりたくはないのでしょうが、企業のイメージアップには仕方がありません。

エコについて考える=イメージアップ

という事も、常識になってきている昨今、eco検定を取得する事は良い事であると思います。

少なくとも、勉強して損したという気分にはならないと思います。

まぁ、まったく勉強していない私が言うのも説得力に欠けるでしょうが…

 

私は、今回あまり勉強しませんでしたので、環境についての最低限の知識・教養の再確認という意味で受験…という事になったのでしょうが、まぁ合格できてよかったです。

また、問題集を見直す機会があれば見直してみたいと思います。

やはり、人と話すときに重要になってくるのは、知識量だと思います。そして、討論する時に重要なのもまた知識。つまり、私は少しでも多くの知識を付けて論破したいわけで…

 

なんか下衆な話になっていきそうなので、今回はこのくらいにしておきます。