↑カワサキ Z650RS
ふと、ネットニュースを見ていたら、こんなのが発売されるみたいで。
これ、Z900RSよりデザイン良くない?現物を見てないのでなんとも言えませんが、なんか全体的なバランスが良さそう。
最近気になってる1台です。
スポーツヘリテージってどんなバイクなんでしょうか?
2015年あたりからでしょうか。
スポーツヘリテージという最新のバイクにレトロデザインを取り入れたバイクが続々と登場してきました。
ネオクラシック?ネオレトロ?とも呼ばれていますが、この辺の言葉の定義はよく分かりません。
ネオクラシック:80~90年代に最新だったバイク。
ネオレトロ:W800やロイヤルエンフィールドのBulletなどクラシックバイクの外観をしたまま現代の技術を取り込んだもの
スポーツヘリテージ:Z900RSやヤマハXSRなどのような、クラシカルなデザインと現代のデザインを融合させたようなもの
そんなイメージだと思っていましたが、正確な分類を教えて欲しいです。
このスポーツヘリテージと呼ばれるバイクのデザイン的な特徴としては……
①厳つくない昔ながらのデザイン(最近のバイクのようにトゲトゲカクカクしてないイメージです)
②丸目一灯のヘッドライト
③ネイキッドバイク(あってもハーフカウルなど)
こんなかんじでしょうか。
ここで1台、スポーツヘリテージの代表的な1台を見てみましょう。
私は最近バイクに興味を持ち始めたので、そのスポーツヘリテージの流行りの源流は分かりませんが、個人的に衝撃的だったのが、カワサキZ900RSです。
(源流はDucatiのScramblerやBMWのnine-Tの方が古いのでそちらの方かな?とは思います。)
↑カワサキ Z900RS
私が大型免許を取得した、2019年の初旬頃のハナシ。その頃すでに大人気だったのが、このZ900RSでした。このバイクは、2017年末から2018年にくらいにかけて初期モデルが発売されました。2022年現在でも納車までに何か月もかかる人気バイクとのことです。だいたい定価で140万くらいでしたので、発売したての頃は中古でも130万円くらいしました。
当時はあまり気になった車種ではありませんでした。価格的に手が届かないというのもあるのですが、何よりデザインがあまり好みではありませんでした。
特に、リア廻りのデザインです。
最近のバイクに共通して言えることなのですが、リア廻りのデザインがスカスカしすぎているんですね。シートも薄く、リアがスラッと上に上がったデザインが多いです。
例えば、同じようなヘリテージスポーツのヤマハXSRシリーズを見てみましょう。
↑ヤマハ XSR700
これは元ネタらしいバイクはありませんが、昔ながらの単眼丸目のネイキッドです。
ただ、デザイン的にはやっぱり挙げたさっきの2点が気になります。
↑なんとなく気になったところを囲んでみました。タンク、シート、フェンダーにかけてのデザインがちょっと気に入らない。
XSRはこう見てみるとリアが跳ね上がってなくて良さげですが、やっぱりフロントとリアのボリューム感の違いが気になります。
フロントギッチリ、リアスカスカみたいな。
これ、思ってるの私だけではないと思うんですよね。ゼッタイ。
今回発表されたZ650RSとは
↑カワサキ Z650RS
エンジンは排気量649ccの水冷パラツインです。重量は188kg。大型の割に軽いですね。取り回ししやすそうです。
エンジンは2気筒です。4気筒が良ければZ900RSを選べってコトね。でも、私的には2気筒も悪くないと思います。
↑エンジンは本当に最新!って感じのデザインですね。水冷なのでフルカバードされているのが特徴です。簡単にバラせなさそうです。
サイズ自体は2気筒なので細身です。
Z900RSは4気筒で幅が広く、タンクもぼってりと大きく見えました。実物を見てもフロント廻りがちょっと野暮ったく、対してリア廻りがスカスカで全体的なバランスが取れていなく感じていましたが、このZ650RSは2気筒でZ900RSほどエンジンの主張が激しく無くて、フロントとリアのバランスが取れているように見えます。
エンジンを含めた全体的なデザイン調和という意味では2気筒は全然アリですね。
元ネタとなったバイクはどんなやつ?
ちなみに、今回のZ650RSのリスペクト元はこれ。
↑カワサキ Z650 通称ザッパー
やっぱZシリーズがオマージュ元なんですねこれ。
当時を知らないど素人の私が見て感じた共通点というと、丸目一灯、ネイキッド、サイドカバーのロゴ、リアカウルの形………くらいかな?
あと、排気量とかカラバリとか?
当時のZ650は空冷4気筒。やはり空冷はエンジンのフィンがカッコイイ。現代の水冷ジャケットを纏ったエンジンと比べると凸凹が多くてメカニカル感があります。メッキマフラーも後ろにスラっと伸びていて美しいです。
フェンダーもメッキ加工されていて、現代の樹脂パーツで囲まれたバイクと比べると重厚な感じがあります。
やはり、この頃のバイクはカッコよさと美しさを兼ね備えています。対して最近のバイクは美しさの代わりに軽さと扱いやすさを選んだ気がします。
現在においても美しいクラシックバイクというのは、金属パーツが多用されており、重いバイクが多いです。重いという事は運動性能はその分悪くなります。
昔のバイクそのまんまではなく、あくまでリスペクト。って事は十分に理解しているつもりなんですけど、やっぱり比べたくなってしまいます。
Z650とはどんなバイク?
それで、Z650RSの元となったバイクがこれ。
↑カワサキ Z650
これ売れてるんですか?街中で見たことないかもしれない。どの層に売れてるんですか?
こうZ650RSとZ650を比べてみると、フロント廻り、タンク、サイドカバー、リアカウルなど確かに違うんですがフレームとエンジンのデザインが同じだとわかります。
Z650のバリエーションの一つって事です。
このリアスカスカ問題に一石を投じたい
Z650RSの個人的に、気になるところを塗りつぶしてみました。
↑シート広くて座りやすそうじゃない?
フワフワ肉厚のタックロールシートとかにしてほしい。
エンジンの造形は仕方がないとしても、シートは広く長く、フェンダーを1枚噛ませてスカスカ感を埋めてあげればかなりクラシックな感じしませんか?
カワサキのデザインチームの方々、こんな雰囲気で出してみませんか?どうですか?一定の人気は出ると思うんですけど………
それか、そんなカスタムパーツが欲しい。
こんな感じになれば買うかもしれません。
なんか東南アジアぽい?
けっこうけっこう。いいじゃないですか。懐かしい感じがして。
あぁ、欲しい。でもお金もないし。というか、そもそもこんなデザインで出ることはないでしょうしね。
今後、流行りも一周してちゃんとリアフェンダーがついたバイクが流行り出す日が…?
最新のバイクに想いを馳せる今日この頃でした。
今回はこのくらいにしておきます。