レーザー距離計ってなんですか?
レーザー距離計
機械族/効果
レーザーを照射し、対象地点までの距離を測る事ができる。
それだけ。
今回はちょっと真面目にレビューしてみます。
現場調査とかに持っていくと便利なアイテムです。
もちろんスケールも持ってくんですが、それだけだと難儀な場合も多いので。
建設系にあまり関わりのない人からすると、スケール?なんじゃそれ?となりますが、これです。
↑どっかでは見たことあるでしょ。
メジャーの一種で、布とか柔らかい感じじゃなくて、硬い金属のプレートの尺になっています。
そのため、コシがあり、途中で折れにくいのです。
コンベックスとか言いますね。
以下、スケールと書きますけど。
スケールも良いんですけど、どうしても縦方向には弱い。
そして、図れる範囲が、良くて5mくらい。 もっと長くまで測れるやつもありますが、大きいし、結構重たい。
レーザー距離計ならば、だいたい20mくらいは測れる。
ただ、20m先に壁とか天井とかあれば…だ。
なんでって?
レーザーを当てないといけないから。
なので、まったくの平地では無理です。
目標物が無いと測れません。
ただ、目標物があっても、その目標物が小さかったり、細いなどの場合、レーザを当てるのが難しいです。結構苦戦します。
↑ちょっと分かりやすいように暗いところで撮りました。暗いとレーザーをしっかりと視認できます。
けっこう明るいじゃん!!って見えるのですが、これは近距離だから。
↑すごい明るいように見えるんですが、そんなでもないです。
1.5mくらい先の暗いところでこんな感じ。
明るいところで、20m先のこの赤点、視認は厳しいです。
まぁ、遠くなればレーザーの光も太く見えるのですが、それでも明るいところでは見えにくいです。
この特性は1万円未満くらいまでのレーザー距離計も大して変わらないです。
いろいろ借りて使ってみた経験則でしかないですが。
ちなみに、これは一般向けで、プロ用はもっとお値段が高いです。
ただ、100m以上測定できるものもあるので、ホントに測量とかに使われます。
当方は設備屋なので、そんなに長距離を測ることはぶっちゃけ無いので、これで十分です。
DIYとかちょっとした図面というか、スケッチを描いたりするとかの程度でしたら、この程度で良いかなと思います。
BOSCH ZAMO2について
では、今回買ってみた、ZAMO2についてお話しましょう。
↑my new gear………
パッケージはこんな、感じです。
※ハンドスピナーは付属しません。
ハンドスピナーとは………平成時代に流行した前衛的な遊びです。手に取って回すとそれはもうアヴァンギャルド。
↑値段は5185円。確か税抜きです。税込みだいたい5700円也。
まぁBOSCHなんでブランド料もそこそこ。
↑この上なく開けにくいパッケージ。いつも開け方を迷うんですが。
4方をハサミか何かでジャキジャキ斬っていきましょう。
↑開けるとこんな感じです。
単4電池×2本で動きます。
大きさ的には、片手に収まる小型タイプです。
↑あとは説明書。大したことは書いてありません。一応外国語バージョンも入っていますが、右の日本語バージョンだけあればオッケーです。
ということで、スペックを見ていきましょう。
ぶっちゃけアマゾンとかで読んだほうが早いですが。
まぁ使用してみたレビューというか、感想含め書いていきますね。
まず、測定範囲。
20mまで測定可能です。
まぁ私的にはこれくらいで十分です。
会社にはもっと長い距離を測れるやつもあるんですが、デカくて重いです。昔のゲームボーイくらいあります。
↑このくらいです。
冗談ですよ?
まぁ、例えが難しですが、ティッシュ箱を一回り小さくしたくらいありますね。そして、結構重いです。
大して、これは電池含めて80g程度しかありません。
感覚的にはスマホと同じか、少し軽いくらいです。
あとは、スペック的には、ミリ単位まで測れる………
まぁ、そうでなくちゃ………
あとは、電池寿命は5時間。まぁ、単4電池でそんだけ使えれば十分でしょう。
あとは測定時間、0.5秒。
測定ボタンを押してチョイとラグがあって表示される感じです。
なので、どこか地面や壁に接地させないで測らない時など、レーザー光線を安定させ、ちょっとだけホールドしてあげる必要があります。
でも筐体が片手で持てるほど小さいので大丈夫かなと思います。キツイ体制でもホールドはしやすいと思います。
まぁ、逆に安定感は無いのではと言われてしまうと、使い勝手は時と場合によるとしか言いようがないのですが。
あとは、操作についてですね。
操作は真ん中のボタン長押しでON/OFF
ONにしたあと、もう一回押せば測定。
それだけ。
操作しないと5分後に勝手にOFFになるみたいです。5分間はレーザーは出っぱなしです。
上位機種だと、30秒くらいでスリープみたいに一旦消えちゃうやつもあるのですが、レーザーの焦点を合わせてるときとかによく消えるので、それよりは合わせやすいかなと思います。
そして、距離の計測ですが、機械のお尻から、対象物の距離になります。
つまり、レーザー距離計に表示されている数字には、機械本体の長さ(10cm程度)も含まれています。
これは、測定ポイントを変更する機能はありません。(上位機種だと設定でレーザーの照射口から測定できたりに変更出来たりします)
まぁ…例えば、地面から天井までの距離を測りたいとき、地面に機械を置いて測るわけですが、機械の長さ分入ってないと実寸が出ないという事です。
絵に描けば一発ですが、そこまで描く気力も無いので勘弁してください。
私的評価
値段的にはチョイ高いですが、ブランドから来る信頼感には替えられません。
安物を買ってあまり誤差が出るようでは計器として本末転倒ですから。
使い勝手も、プロ用ではない為細々としたな設定事項が無いぶん、誰でも分かりやすく操作できると思います。その点は良いです。
用途にもよるのですが、特に屋内がメインである人達はこの程度でいいと思います。工事屋だけでなく、不動産屋や家具家電を選定するときの一般ユーザーにもオススメです。
あとは、電池も独自企画の充電式では無いぶん、使いやすいですね。別に頻繁に充電するものでも無いですし。単4電池で5時間も持つとなると逆に液漏れ等が心配なレベルです。
そして、何より気に入ったのが、その軽さと小ささです。持ち運ぶ分には本当に最高です。
お仕事が本格的に始まったらバンバン使っていきたいと思います。