コロナのおかげで仕事が無くて暇です。
とりあえず会社に居るって感じ。
でも、定時間際に打ち合わせとか会議とか入れるのやめて?
おかげで暇なのに結局7時~8時退社です。
会社辞めたいなぁ・・・転職しようかなぁ・・・
なんて考えて、リクナビに登録したら、お客さんところの会社からオファー来てた。
年収600万以上も可……
「も可」ってなに!?
年収600万かぁ・・・夢のまた夢だなぁ。
じゃあ転職にはまず何が必要なのでしょうか。
そう、資格です。履歴書を圧倒的に埋める資格。(いや、ホントは違うと思うけれど、そうしておかないと心の平常が保てない)
↑量より質とか言うんじゃない!!堂々と書いてやるぞ!!!
そんなこともあり、「よし、じゃあとりあえず資格でも取りに行くか…」
と思ったのが6月半ば。
7月はどんなのがあるかな~と探していたら、「フォークリフト運転技能講習」。
ちょうど型枠支保工の翌週からある!
そう思ってドキドキワクワクで申し込んだのが絶望の始まりだった。
絶望って程ではないけど、平日働いて3週間連続土日を講習で埋めるのは流石に疲れるということを、身をもって知りました。
バイクみたいに1日3時間とかそういうのじゃないし。
自分の体力と相談して計画性をもって予定を立てましょうって。思いましたよ。
はい。
ちなみに型枠支保工組立等作業主任者技能講習を受けてきた話は、こちらから。
型枠支保工の組立等作業主任者の講習を受けてきたよって話 - アラサーおにいさんの備忘録
さて、フォークリフト運転技能講習の話しを始めていきます。
まぁ、フォークリフト技能講習を受けたってブログは既にたくさんあるからそちらを読んだ方がいいかもしれません。
というか今更ですよね。
型枠の方がニッチでネタにはなりそうですが、受けられる人が限られますから、そうそう話題にはならないですね。はい。
世間一般で、「フォークリフト免許」って言われているのがこのフォークリフト運転技能講習です。
厳密には免許ではなくて、技能講習で、もらえるのは免許証ではく、技能講習修了証がもらえます。
免許証みたいに国の機関が発行するのではなく、国の認可を受けた教習所等が発行しますので、修了証のデザインも教習機関によって様々です。
免許じゃないからといって講習修了証が無くてもフォークリフトを運転してもいいかというと、それはダメなんです。
しっかりと講習・教育を受けた方でなければ乗ってはいけないんですね。
正確には…
敷地内の運転は誰でもOK(個人的に使用)
公道に出る場合は普通自動車免許か、小型特殊免許が必要。
作業する場合は技能講習の受講が必要。
こんな感じです。
趣味で動かすならいいけど、フォークリフトを用いて業務(仕事)を行う場合は持っていないといけません。
つまり、事故を起こしたときに労災が絡んでくるとダメ。
車とかでもそうですけど、無免許で運転していてもバレないかもしれない。でも、事故を起こしたときに無免許が発覚すれば罪が重くなる。
それと同じです。
フォークリフト講習には2種類あって最大荷重が 「1t未満」と「1t以上」で分けられます。
「1t未満」であれば、2日間の特別教育で取得ができます。
「1t以上」であると、私が受講した4日間(普通自動車運転免許を持っていた場合)の技能講習が必要になります。
技能講習を受けておけば運転できるフォークリフトに制限が無いので、大型のフォークリフトを動かすことも可能です。
もちろん最大荷重が1t未満の小さいフォークリフトを操作することも可能です。
おそらくですが、一般に大規模な倉庫等で使われているフォークリフトの多くは1t以上
だと思います。見た感じですけどね。
だいたい車体に10とか13とか15とか20とか書いてあれば、10であれば1t、13でれば1.3t、15であれば1.5tの能力だと予想されます。
↑1t未満だとリーチフォークリフトが多いイメージ。
↑あとは、人力で運ぶこんなやつとか。
が活躍していますね。堤さん。
↑これで0.56t
堤さんみたいになりてぇなぁ。
↑本当はこれ。
これなら資格無しで動かせる。
↑あとは、こういうの。
これらの機械を、ハンドリフトといいます。
女性の方でも軽々と動かしているのを目にします。私は使ったことないんですけど、どうなんですかね。
↑ハンドリフトは極めれば、こういう使い方も出来る
技能講習を受けて1t以上のフォークリフトも操作できるようにしておいた方が無難です。絶対に。
逆に1t未満は小さすぎて使いどころはあまり無いかもしれません…
私が講習で使用したフォークリフトも最大荷重1.5tのものでした。
↑教習ではこんなのを使用
ですから、個人的によっぽどの理由が無い限り技能講習を受けておくことをオススメしま
す。
受講資格ですが、特にありません。
ただ、普通自動車免許が有るか無いかで学科講習が4時間ほど変わるくらいです。
つまり1日(半日)教習所に行く日が増えます。
実技の方の時間数は変わりません。
普通自動車免許なので、2輪とか原付はダメです。
なぜなら、車の構造(4輪車)に関しての知識が免除になるからです。
もちろん準中型とか中型、大型とかでも免除になります。
もちろん大型特殊免許を所持している方も。
小型特殊はどうだったかな?まぁ小型特殊だけ取得している稀有な方も最近は少ないでしょうけど。
普通免許が有る方は、学科7時間(1日)+実技24時間(8時間×3日)です。計4日間です。
普通免許が無い方は、学科11時間(2日)+実技は同じです。計5日間になりますね。
ちなみに、特別教育であれば、学科6時間、実地6時間の計2日です。
特別教育は普通免許の有る無しで免除などありません。
場所は、いつもの東陽町、 技術教習所です。
↑ 技術教習所
ここのフォークリフト講習は、土日コースというものがあって、土日のみで取得できるコ
ースが用意されています。(普通免許取得者限定)
連続4日間の方が、操作を忘れないのでいいのでしょうけど、どうしても土日休みの人に
とっては、土日を絡めても2日連続で休むのは少し気が引けますからね。
それでは、講習の話をします。
1日目は学科講習です。
まぁ基本は安全に関する事項です。
事故事例とかそんな感じ。
↑やっちゃいけないよ?
車の構造は普通自動車免許を持っているので免除でしたが、フォークリフトの各機能や名称については勉強しました。
あとは力学的なことを少し。
点検に関することや、基本操作なども。
※点検はまた別に資格が必要だそうです。
テストは例の通り非常に簡単です。
簡単すぎて内容も覚えていません。まぁ、凄い微妙な選択肢があったりしたのですが、合格したので大丈夫でしょう。
受講者は全員合格。
翌日人が減っていなかったからたぶん大丈夫だったんでしょう。
2日目からはフォークリフトの運転になります。実技講習ですね。
実技1日目は、ひたすら基本操作と走行演習。
マスト(フォークを上げ下げする部分)の上げ下げとチルト(前傾・後傾)。
発進時などの安全確認。指差呼称。
走行演習はパイロンの周りをグルグル周回したり、スラロームしたり、それを前進とバックでひたすらやる。
そんな一日。
あとはフォークリフトに乗り降りする際、動き出す際の安全確認を叩き込まれます。安全
確認は試験で忘れると減点になりますので、超重要です。
↑こうはならんようにな。
先生曰く「安全確認。これだけはできていないと落ちるよ~」との事。
1回忘れるごとに減点だから、チリも積もればなんとやら…なんですね。
車の卒検と同じですね。
運転に関しては、最初はビクビクしながら動かしていたものですが、夕方くらいになると、流石に少し慣れてきます。
最初はバックするときにハンドルを回す方向すらままならなかったのに、みんなスイスイとバックでスラロームできるようになりました。
そして、1週間空けて3日目。
流石に1週間やらないと少し忘れているものですが、1回~2回やればすぐに思い出します。
3日目はマストの上げ下げ、荷物の持ち方と置き方、荷物を持った時の運転が主な講習内容でした。
まぁ、ここまでくるともうみんな慣れたものですよ。
柵にぶつけることも殆どなく、操作ミスも慎重にやればほぼゼロになりました。
そして、今回のネックになってくる、「2段取りと2段置きというワザ。
これらを取得しないと試験のパレットが乗っている台に記されている規定の範囲内に荷物を置けません。
慣れれば、そんなに難しいものではないんですがね…
1回荷物を持ち上げて、少しバックして、荷物を下ろす。
フォークを前進させて、パレットの奥まで、フォークを差し込む。
そうして、少し奥に置いてある荷物を取るというワザです。
文書で書くと凄い複雑に見えますが、やってみると………やっぱ少しめんどくさいです。
イメージ的には、焼き鳥食べるときに……
普通に一口食べると、半分くらい余るじゃないですか。それを串の先端の方まで一回移動
させて、もう一口を食べるというイメージです。
↑美味しそう。
比喩表現、下手すぎん???
伝わらないね。ごめんね?
4日目は試験コースをひたすら練習しました。
まぁ試験コースは、基本的な動作がすべて詰まっているといっても過言ではないので、い
い練習にはなったと思います。
試験は70点以上で合格でした。制限時間は10分(ホントは5分らしいですが、減点となっ
ていくのは10分以降です。)
柵に当たったり、安全確認を怠ったり、操作を乱暴にしたり、停車時のフォークのチルト角度が不適正であったり等々が減点の要因になっていきます。
まぁ、バコバコ柵に当てたり、安全確認全部忘れとかなければ十分に合格できます。
ちなみに試験コースはこんなの。
↑航空写真。ちょうど試験用の台がおいてありますね。
右と左、同じコースです。
台に乗った荷物を、もう一つの台に移動するという試験。
ルートとか書くと、教習所に怒られそうなので航空写真そのままにしておきます。
台に乗った荷物は、ただフォークを挿して移動するだけだと、規定の位置に入らないので、2段取り&2段置きを駆使して既定の位置に置きましょう。
多分やらないと失格です。
これを10分以内目途にやる。
みんな6~8分程度で終わらせていました。
私も7分30秒くらいでした。
練習でもだいたいそのくらいの時間になりました。
試験なので、少し慎重にゆっくり運転しても、時間的余裕はかなりあります。
それに時間オーバーだからといって即失格になるわけではありませんので、大丈夫です。
落ち着いてやりましょう。
それしか言えん。
そんなこんなでフォークリフト技能講習終了。
4日間は結構長かった………
通称フォークリフト免許を手にしました。
↑やったぜ。
これで物流倉庫とかに就職できるかなぁ。
今の職だと自分が動かすわけではないので、活かすことができませんから。
安全書類を作るくらい?
どうせならもっと自分の資格とかが求められるところに行って活躍したいですね。
まぁボーナスは雀の涙程度にしか出ませんでしたが、出たには出たので、もう少し頑張っていこうと思います。
今回はこのくらいにしておきます。