秋も深まってきた今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。
私は、この最高のツーリングシーズンを資格取得に費やしております。
別にいいんです。土日も教育を受けに行く。素晴らしいじゃないですか。日々勉強、進歩しないと行けないんですよええ。そう言い聞かせています。
資格取得もあと何年続けられるか分からないですしね。
結婚とかするかもしれないし、子供ができて…
そしたら、ツーリングこそできなくなるか。
よし、ツーリング行くか。
まぁ、結婚相手が居ないのでそういうのは無いかな。
という事で、本題です。
10/30・31日の土日で、足場の組み立て等作業主任者技能講習を受講してきました。
今回は、いつものIHI技術教習所ではなく、労働技能講習協会にて受講してきました。
↑ページ貼っておきます。
なんで今回IHIじゃないかというと、ただ単にIHIの講習日程と私の予定が合わなかったからですね。足場の組み立て等作業主任者に関しては、この労働技能講習協会の方が日程多いです。
人数も、大部屋で50人~60人くらいでした。結構人気の講習で、毎月1回~3回ペースくらいで開催しているのではないでしょうか。
足場の組み立て等作業主任者講習とは
Wikipedia先生によると…というか、労働安全衛生法によると、「つり足場、張出し足場又は高さが5m以上の構造の足場の組立て、解体又は変更の作業を行う場合において労働災害の防止などを行う。」というのが足場の組み立て等作業主任者の職務です。
鳶職の方はもちろん、ゼネコン、工務店、サブコン等…
5mですから、意外と無さそうで有ります。自分の身長3人分といったところでしょうか。(1.7m×3=5.1m)
3階建ての家でだいたい10mくらいですか。
ローリングタワーやアップスターもすぐ5m以上になってしまいます。
建設業界ではかなりメジャーな資格ではないでしょうか。
受講資格が必要?
さて、この足場の組み立て等作業主任者講習ですが、実務経験が必要です。
また、既に持っている資格、卒業した学科によって免除となる科目も出てくるんですが、基本は足場作業に従事した実務経験が必要になります。
具体的には…
①満21歳以上で、足場作業に3年以上従事した経験を有する者
②満20歳以上で、大学、高専、高校、中学において土木、建築又は造船に関する学科を専攻した者で、その後2年以上足場作業に従事した経験を有するもの
らしいです。
足場作業に従事したという事は、「足場の組立て等作業従事者特別教育」を受けたって事になりますよね。
なので、その教育修了証の提出を求めてくる機関もあります。
今回私が受講した労働技能講習会は、事業主の印(会社印でも可)だけで良かったです。
なので、修了証はなくても申請は出来ますし、資格の取得もできます。
後々事故が起きた時に経歴を調べられて、面倒なことにならなければいいのですが。
最近だと、足場の組み立て特別教育は、ゼネコンとかだと、入社時教育の一環に含まれているのではないでしょうか。職長教育+フルハーネス特別教育+足場特別教育みたいな。
私も入社した時に取らされた記憶がありますが、その教育記録証が見つからず、会社に言って再発行してもらおうと思いましたが、労働技能講習協会は、そもそも教育修了証の提出が不要、そして作業主任者の資格は特別教育の内容を包含するので、作業主任者資格証も貰った今、もういっかな。って。とりあえず放っておこう………
申し込みが少しまわりくどい?
労働技能講習会は申し込み方法が少しまわりくどくて…
①ホームページで申請書ダウンロード
②申請書に記入してFAXで送る
③振込先が書かれた用紙が郵送で送られてくる
④お金の振込を行う
⑤振込用紙をFAXする
という流れをたどらなければなりません。
郵送する意味とは?全部メールとファクスで良くない?
一応、ファクスで申請書送った時点で仮予約はされているようなので、郵便物が届くまでに定員でーす。と打ち切られることにはならなさそうです。
領収書は現地で貰えました。ただ、1日目でも2日目でも受付で言わないと貰えないので欲しい人は忘れないように注意。
講習場所は?
講習場所については、何か所かあります。都内だと、だいたい亀有の方の読売自動車大学校か、浅草の台東区民会館近くのビルになります。
私は、浅草の台東区民会館というところで受けました。浅草寺の近くですね。
↑台東区民会館
駐輪場(バイクも自転車も可)、はありました。駐車場は有るには有るんですが、予約制?使い方がイマイチ分かりませんが、どちらもそんなに埋まっていませんでした。
周りは、飲食店が豊富な方ではありますが、浅草という立地だけあってどこも混んでいます。
台東区民会館の中に、上野精養軒が入っていました。ちょうど講義室の階で、そこに入る人もそこそこ居ましたが、若い人は精養軒よりラーメンとかでしょ?
会議スペースの1室を無理矢理借りてるのか、キャパはそんな多くはありません。雰囲気が高校とかの学園祭の喫茶店みたいな感じでした。ただ、講義が終わってサッと入れば待たずに座れると思います。
↑メニューこんな感じ。ランチメニュー1000円ならまぁアリかな………
精養軒といったらハヤシライスかカレーライスですね。精養軒のハヤシライスはたまに食べる機会がありました。
コロナが出てからずっと食べてなかったのですが、たまに食べると美味しいですね。別に感動するような味ではないんですが、安定の味。大盛りにするとお腹いっぱいになる。
持ち物・服装は?
足場の組立作業主任者技能講習とありますが、技能…いわゆる実技試験はありません。実際に足場を組み立てたり、そのような作業は有りません。なので、服装は何でもいいです。講習場所は、換気のために窓が開いていて、寒かったです。
ずっと帽子かぶってサングラス掛けて講義を受けていた奴もいたので、ぶっちゃけなんでもいいでしょう。
↑既視感あると思ったらコイツだった。
持ち物は、筆記用具くらい。講習系には、マーカーペンを持っていくといいです。試験に出るところを教科書にマークするので。
あと、2日目に印鑑が必要だったかな。そのくらいです。
講習時間は?
講習時間は、初日が10:30~19:10まで。2日目が9:30~17:15まで。2日目はそれに試験が30分くらいあるので、終わりは18時少し前くらいになりました。合わせてだいたい13時間くらいの講習です。
これがまた、長く感じるんですよね。寝ないように踏ん張る力が前と比べて無くなっています。何か年取ったなぁ…と感じました。
講習内容はいかに?
講習は、先ほども書きましたが、座学のみです。実際に足場を組み立てたりはしません。
労働安全衛生法によると、下記の4点に関して教育を行う事が定められています。あと、最後にテストがあります。
①足場の組立、解体、変更等に関する知識
②工事用設備、機械、器具、作業環境等に関する知識
③作業者に対する教育等に関する知識
④関係法令
テストといっても、いつもの簡単な小テストのようなもので、講習を聞いていれば(ぶっちゃけ聞いてなくても)何とかなります。
全体6割で、科目ごとに4割の足切りがあります。
講習では、テストに出るところをだいたい「ここマーカー引いておいて」と、教えてくれるので、心配な人はそこを重点的に覚えましょう。
ここにマークしたところをまとめて書こうかなって思ったけれど、それ以前に常識的に答えられそうな内容だったので、やめます。めんどくさいし。
寝てた人も、AirPodsを髪で隠してずっと音楽聞いていた金髪の兄ちゃんも受かっていたので、大丈夫だと思います。ちょろちょろのちょろですよ。日本語読めれば大丈夫だと思います。
講師の方は、実際に足場作業に従事されていた方で、なかなか面白い話もありました。
↑私ってサバサバしてるから×足場やろう。一時期のウザイ広告二大巨頭
現場ならではの話というか。自分は、ローリングタワーやアップスターしか使ってこなかったので、枠組足場とかは見積りに出したり、ゼネコンが設置したものを使うだけで、そこまで深く考えたことは無かったので、勉強になったなぁと思いました。
↑ちなみにローリングタワーってこんなの
↑あと、アップスターってのはこんなの
あとは、作業員への教育、法令などの項は、ほかの作業主任者資格と同じような内容で退屈。まぁ、これは仕方がない。
せっかく金払っているんだから、何かしら得たいものですけど、私も目を瞑りながら聴いてる時間も多く、周りも寝ている人が多かったですね。
資格証の交付
資格証の交付はその場で行われます。他の講習機関と同じですね。
基本はテストに落ちることを想定していないので、全員分作ってくるのだと思います。
写真は、受講申請書に貼ったやつが採用されます。
他の技能講習を受けて追記/更新する予定の無い方は、この資格は更新が不要なので一生使う物になります。その時の一番のキメ顔で写ったものを使いましょう。適当に撮った奴だと、後々後悔しそうだから、良さげのやつ使っています。
交付する時に、印鑑が必要なので持っていきましょう。シャチハタでもOK。
感想など
いつもの講習だけで取れる系の資格で、いつもと違った講習機関で受けたのですが、流れはあまり変わらなくて良かったです。
修了時のテストも、どこの講習機関も常識で答えられる範囲の問題しか出ないんだなぁと再認識。
特に、足場の技術的な事は分からなくて最初は「どうしよ…」と思ったものですが、テストは4択問題で「間違っているものを選びなさい」だったので、数字とか言い回しとか違和感があるものを選べばいいので、何とかなります。
足場の作業主任者は受講に実務経験が必要なので、早めに足場の組立等に関する特別教育を受けておいて、作業主任者を取れるようにしておきたいですね。
足場で5mなんて、屋内使用の足場でもすぐに到達してしまいますから、建設業界で働かれている方は、持っておくのをオススメします。どんな業種も足場は必要になってきますからね。
技能講習系の資格もかなり取ってきました。
総額いくらくらいだろ…有機溶剤に特化物、酸欠、石綿、地山の掘削土止め、型枠、フォークリフト、玉掛けなど…だいたい20万円分くらいでしょうか。いやぁ、いろんなものを取ってきました。会社の補助が無いとここまで取得するのはお金が辛いですね………
これだけで就職につながるかどうかは微妙ですけど、履歴書の資格欄は寂しいものにはなりませんね。
講習系の資格は、確かに時間はかかるし、めんどくさい。だけど、「その資格を持っていないとその業務ができない」というものですし、一度取得すれば生涯有効なので取っておいて絶対に損は無いと思います。既得権益って言葉もある通り、今後事故が起きたりすると講習時間が長くなったり、できる業務の幅が狭まったりするかもしれませんし。
資格取得に補助が出る会社にお勤めの方は、お金が出るうちに取っておいた方が良いですよ。
自分の知見も広まりますし、社内でも頑張ってるなと評価されると思うので。たぶん。
私の受講してきた感想を呼んで、どんな講習内容なのか、テストの難易度は?など…参考になれば幸いです。
この記事を読んで、なんとなく感じて欲しいんですが、講習を受けて取れる資格は、どれも取得難易度自体は低いです。技能講習系…その中でも特に座学のみの資格のハードルの高さは、側溝の段差を越えるくらいの難易度です。楽勝です。
是非ともチャレンジしてみてください。
資格のステマみたいになっちゃった。
今回はこのくらいにしておきます。