ということで、ちょっと前に話題になっていたアニメ、スーパーカブを見てみました。
今更かよって思うじゃないですか。だって今ツーリングシーズンですよ?バイク乗りたいじゃないですか。でも、行くところもないじゃないですか。そしたら、アニメ見るしかないじゃないですか。
そゆこと。
法律違反絶対許さないおじさんが目をつけた
このアニメ、なんかネット上でなんかいろいろクレームつけられたり、議論されていたり、炎上したりしていました。ホンダ・スーパーカブ総生産1億台記念作品と謳った割には事故が多かったと思う。まさかホンダアンチのカワサキオヤジの仕業か?カワサキはカブみたいな遠心クラッチのビジネス車ないもんなぁ?
↑炎上するのはドゥカティだけで十分よ。
んで、炎上シーンがこれ。
↑原付2種の二人乗り
原付2種の二人乗りはまぁいい。
ただし、主人公の女の子は小型自動二輪車免許取得から1年未満だった。それが法律遵守おじさんの逆鱗に触れてしまった。
あと、パッセンジャー用のステップが付いてなかったりしないとダメとか、後ろの女の子のヘルメットがバイク用じゃないとか、いろいろ細かい所をちまちま突かれて、結果、炎上した。
↑そんな事を考えなければ、ほのぼのしたワンシーンなのだ。
別にアニメなんだから、良いんじゃないのと、私は思うわけですが、それを絶対許さないマンの声が妙に大きくなったせいで、燃えた。
現実世界に似せたアニメだからダメ?
じゃあ、実在する人間が演じる映画やドラマはもっとダメなんですかね。
中学生とか高校生あたりが、善悪の善し悪しがつかなくなるからダメ?
原付にしろ小型二輪にしろちゃんと勉強して試験に受かって、免許取ってからでないと乗れないですけども…
↑これは燃えなかった。ばくおん、つよい。
こんなんクレーマーだよなぁ。アニメに犯罪だなんだってクレームぶつけて面白いのかな?クレーマーはクレームを入れる事が生き甲斐になってるとも言いますし………
指摘するのはいいけど、騒ぎ立てるのはなんか違う気がすると思いました。
私的には、「大人気ないなぁ」と思う1件でした。
多分、騒いでたのって30~40代くらいのおっさんでしょ?
現実を舞台にした=現実ではないですから。
そろそろ怒られそうだから、この辺にしときますわ。
やっぱり炎上する運命であった?
このアニメのあらすじを簡単に説明すると、親が失踪して、お金もない、友達も居ない女の子が、通学とか買い物用に原付欲しいわ。ってのがキッカケ。
原付買ったら行動範囲広がったし、乗ってて楽しいし、もう最&高&最高!って感じ。
↑確かに、あんな山梨の山奥でチャリはキツそう。
安いバイクはよく燃える
とりあえず、原付探しにバイク屋さんに行って、格安で売ってもらえたのが、1万円の訳ありスーパーカブ。3万円のヘルメットつき。安い!
↑このアニメで1番良かった納車シーン。
訳ありでもちゃんと動く。
別に機械的に訳ありという意味ではなくて、このカブは人を3人殺してると。
↑上には上がいるもんだ
持ち主がみんな死んでしまったらしい。事故車ではないので、多分オーナーが全員年寄りで、死んだとかそんなオチだと思う。特に明らかにはされていなかったと思いますけど。舞台はド田舎だしね。
さて、ここでも炎上しました。
スーパーカブが1万円で買えるかい。しかも3万円のヘルメット付きだと?
って、スーパーカブも買う事ができない貧困おじさんが騒いでいました。おっと…悪口が………
スーパーカブって中古でも意外と高いんですよ。状態悪くても走るので、ボロボロの個体でも10万円以上する事が多いんですよね。
確かに、そういうのを見ると最高の状態のスーパーカブをバイク屋さんの整備付きで1万円で譲ってもらうなんて、夢のまた夢。
そこに嫉妬する大人が多かった。
これ、アニメだぜ?
ということで、貧困おじさんの嫉妬を燃料に炎上した。
↑まだ余裕よ………まだ焦げてない…………
楽しそうな陰キャは燃えちゃう
原付を手に入れた学生はそりゃワクワクドキドキでしょう。楽しいでしょう。笑顔にもなることでしょう。だってバイクめっちゃ楽しいもん。
↑主人公のこの陰キャ丸出しの笑顔である。
これも、気持ち悪いという理由で、萌えた。いや、燃えた。「小熊ちゃんの笑顔が気持ち悪い」とかいう感想をどっかの掲示板とかSNSで見た。
↑あっ、この笑顔は可愛いかも。あのシーンだけだよキモイの。
↑萌え~って死語らしいね。というか陰キャが楽しそうにしてたら「楽しそうにしてる陰キャきめぇ」とか「笑顔がキモい」とかよくそんな批判思いつきますよね。相当ヘイトを買っていたのかな?
オッサン趣味するJKは燃えるよな(いろんな意味で)
ということで、陰キャ主人公が、スーパーカブで通学してると、スーパーカブで富士山を登ることが趣味のスーパーカブオタクの女の子と友達になることになった。
↑こんな美人がスーパーカブなんて乗るはずがないやん!
↑乗っちゃうんだなこれが。
スーパーカブで富士山を登る………JKがこんなオッサン趣味するはずがない!
というか、女子高生におっさん趣味をさせるな!!作者の趣味をJKに押し付けるな!!!って。そんな感じで燃えた。
↑今回はキャンプファイヤー程度。ゆるキャンΔもオッサン趣味だったしね。
でもスーパーカブは、放送開始前からアンチ多かったから、特に標的にされていた。
でも、オッサン趣味をする女の子って良いでしょ?萌えるでしょ?
現実世界では男趣味に踏み入れる女の子はすぐ姫扱いするくせにアニメには厳しい。
それは、アニメの向こう側に作者などのおっさんの顔が透けて見えるからなのだ。
と、勝手に思っています。
イキるとアチアチで燃える
ということで、いろいろあって、スーパーカブに乗ることにも慣れてきた、主人公。
周りにバイクに乗ってる人もあんまり居ないし、イキリ出す。
↑別にイキリ出すという感じではなかったと思ったけれど、ネットの民が言うならそうなんだろ。
スーパーカブで修学旅行に途中参加したり、バイクに少し乗ったくらいで「乗ってみたいな。でも自転車もたまにこけるしなぁ」って言う後輩に、「自分で無理と思うならやめとけ」的な事をズバッと言ってしまう。
そこにイキリバイカーのにおいを感じてしまった人も居るのだろう。
↑イキった走りをすると事故って燃えるのは現実も同じ
やっぱり危険行為しちゃうと燃えちゃう
友達が、街まで買い物に出かけようとした時に、抜け道の林道を使おうとしたら、チャリで大コケ。
↑この後盛大にコケる。
寒いし足痛いしチャリ壊れたしどうしよ…ってところに、主人公にヘルプの電話。
多分救急車も入ってこれないような林道だし、チャリでコケたくらいで家族に心配かけたくないから、友達を頼ろうと思ったのだろう。
そこで、助けに来た主人公。緊急時とはいえ、人を前かごに乗せて走るという、問題行動が放送される。これには、私も頭を抱えた。このシーン自体は良いんですけど、これから起きる炎上の未来しか見えなかったからである。
↑問題のシーン。
怪我した女の子を前カゴに乗せるという、安全運転&法律遵守おじさん激おこ案件。
怒ったおじさんが、どうするか知ってる?
↑やっぱり燃えた。火災保険って知ってる?
危険運転絶対許さないおじさんは凶悪な放火魔となってしまった。
ちなみに壊れたチャリはアレックスモールトンという高級自転車。
↑物によってはカブ110の新車と同じくらいする
クソリプはガソリン×反論はスパーク=大爆発
そして、最後に………
主人公の女の子の声優、夜道雪氏。
↑めっちゃ可愛いと思う。性格悪そうな子好き。
この子の乗っているバイクが高くてデカい。
イタリアの高級車、MVアグスタの200万超えの800ccのバイク。
↑自分の好みでは無いタイプだけど、高そうだというのは画像だけでもよく分かる。
これが、排気量マウントオジサンや、バイクの値段マウントオジサンの琴線に触れて、マウントオジサン達によるTwitterでのダル絡みが始まる。
↑そしたら、この子もこの子でこんな事言っちゃう。
↑あわわ………そんな事言ったら………マウントオジサンが爆発しちゃうよ(><)
マウント取れなくったマウントオジサンが、どうなっちゃうか知ってる?何も無くなっちゃうんだよ!可愛そうだとは思わないの!?
↑そのマウントオジサン達のクソリプ粉塵中に若い女の子の毒舌反論ツイートは、まるでナナ・テスカトリとテオ・テスカトルの大爆発コンビネーションアタック。
↑または、ネプトキャサドーラとレオマドゥラードの火に油を注ぐコンビネーション。
マウントおじさん、反論毒吐き声優………何も起きないはずも無く………………
↑大炎上!!
ぶっちゃけ、知らないオッサンにしろ知ってるオッサンにしろ自分のバイクにあーだこーだ文句つけられるのは嫌なもんだよな。しかも、妬み僻みがほとんど。ウザイったらねぇよナ………
すごいね!カッコイイね!とかだけ言ってりゃ言いものの、要らんことまで言うからさ………
雪「やっぱうぜぇわ………」
A「よく言えたな。」
B「そりゃうぜぇでしょ…」
ぼく「どしたん?話聞こか?」
燃え尽きたスーパーカブ
ということで、燃え尽きたスーパーカブはというと………?
↑燃え滓となっていた………
放送が終わってからはホントに話題が無くなりましたね。
やはり火事は一過性のものでした。
良い消防士を雇ったとは思えないですし、勝手に鎮火した感じあります。
さらに言えば、炎上理由が「免許取得後1年経たない二人乗り」という地味っちゃ地味な炎上が最大の見どころであったので、地味に消沈していったというのもある。
↑ちなみに、こんなキャンペーンをやっていたのも火に油だった。
まぁこういうアニメは、ザワついてナンボって感じもあるので、話題性が尽きなくて良かったのではないでしょうか。(適当)
ちなみに………ばくおんもやってた。
↑警察ってスズキのイメージあんまりない。
続編はあるんですかね?
原作者のトネ・コーケンは、この小説の一発屋ですし、物語の展開的にも「ただ、地味な女の子がカブに乗り始めた」だけなので、この12話である程度完結しちゃった感はある。
2期をやるにしてもゆるキャンΔみたいにダラダラと続けていくしかない。ゆるキャンΔほど明るい女の子達では無いので、多分そこまで流行らないと思う。ばくおん2期やった方がよっぽど良い。と思う。
個人的感想
一応、ながら見程度ですが最終話まで視聴しました。
ただ、ネットの騒ぎをアニメ視聴前に知ってしまっていたので、「あー…これが話題の………」って感じで見てました。
全体的には音楽も絵柄もしっとりした感じで華やかな感じは無いです。バイクもスピード感がある描写は無いです。
そういうアニメではなくて、スーパーカブを手にした少女の成長とか環境、心情の変化とか…そういうのをメインに描かれているので、地味になるのは仕方がない。
だって主人公陰キャやで。陰キャがバイク乗りました~って乗り始めた途端、華やかになると思えないじゃないですか。
バイクに乗る喜びを、静かに噛み締める訳ですよ。
↑静かに喜びを噛み締める
そんなん見ていて「楽しい」と思うアニメになるはずないじゃないですか。
ギャグも無ければレースも恋もない。ドキュメンタリーというには軽すぎる。
何とも言えない。
確かに、1話はよかった。
スーパーカブのエンジンを初めてかける時は私が初めてYB-1に乗った時の事を思い出させてくれた。買ったばかりはやっぱり楽しいよ。
↑買ったばかりでうきうきしてるまでが見どころ
1話の出来が良かった分、2話以降にかかる期待も大きかった。
それが、思ったより全体的に盛り上がらなかったものだから、評価が芳しくなかったものと思います。
確かに、私的な感想としても、1話の盛り上がりがMAXで、あとは蛇足だなぁ…というのは否めません。といっても、女の子がスーパーカブに乗るだけのマンガで、なにを主軸おけばいいかと考えると、やはり、ゆるキャンΔ路線に行くしかないと思うわけですよ。やっぱりもっと、可愛さを全面に打ち出した絵柄で、女の子同士をイチャコラさせながら、原付で行ける範囲の山梨とか奥多摩とかの絶景スポットを巡るとかした方が流行ったのだと思うわけですけど、そうするとまた小説とは違ったものになりそうだし、なかなか難しいところだと思います。
といっても、本作はスーパーカブ50周年を記念したアニメ化という側面もあるわけですから、面白さは二の次でもよかったのかな?
このアニメの影響かはしらないですけど、スーパーカブ、めっちゃ売れているらしいですからね。
今作は、本当に1話がすべてのアニメだったと思います。
私的には、1話の視聴オススメします。1話が本編で2話、3話がアフターストーリーって感じ。3話までみて切るか見続けるかを判断すればいいかなと思います。そんな感じ。5話か6話から様子がおかしくなっていくので、見るとしてもそのくらいまでをオススメします。
まぁ、そこまで見たら最後まで見るわな。
今回はこのくらいにしておきます。