部長「そういえば、ろてぃ君さ………」
ろてぃ「はい?」
部長「監理技術者の資格証の申請した?」
ろてぃ「いや…まだですけど……電気の施工管理技士の合格証来てからで良いかなって思っ………」
部長「早くやってよ!管工事だけでいいからさ。」
ろてぃ「でも、追記しようとするとまたお金が…」
部長「うーん、まぁ、でもやっといて。管工事だけでいいから。」
ろてぃ「そんな急ぎなんですか?」
部長「本社がさぁ…………」
そっからの小言は覚えていませんが、なんか早く申請しろとうるさいのでとりあえず監理技術者講習を受けることから始めました。
とりあえず講習はオンラインで受講するぞ!
今回の監理技術者講習、オンライン受講が選べました。
監理技術者講習は、いろいろな機関が開催していますが、私は全国建設研修センターで受けました。
↑ここ
オンライン受講に当たっては、パソコンにカメラが着いてるか、着ける必要があります。
そう、オンライン受講は、出席確認の為にパソコンのカメラでずっと撮られてるんですよ。
ちょっとそわそわしちゃう。
↑事前に自分が講義を聴いているような動画を10分くらい撮っておいて、それをカメラの前でループさせるんや。
よし、これで行こう。
………………いや、私はちゃんと受けましたよ?
監理技術者証は建設業の技術者としての免許証?
監理技術者………建設業に従事している方であれば、恐らく聞いた事のある人が殆どでしょう。
建設業界ではこの監理技術者不足があったり無かったり。
もちろん、責任も大きくなりますが、給料も高くなり………
え?私の所属している会社ではなりませんでした。(真顔)
どんなものかというと、ビルでもダムでも設備工事でもなんでもいいんですけど、公共性のある建築物を新築したり改修したりする際に、技術的事項をある程度知ってる人がいないとマトモに工事していくの難しくない?ってハナシ。
だから、そこそこの技術力がある人しかなれません。
といっても、私でもなれてしまうのでぶっちゃけねぇ………って感じですが。
なので、監理技術者証は、ある程度実務経験がある人、または1級国家資格に合格した人でないとなる事ができません。
ですから、建設業で働く人…さらに言えば「施工管理する人」へ向けた「貴方は技術者ですよ」っていう免許証のようなイメージでしょうか。
まぁ、別に無くても工事は全然できるんですけど、制限はどうしても出てきますね。
監理技術者資格者証を取得して会社の経審を上げてやろう
監理技術者資格を持っていると、会社全体としてメリットがあります。
建設業の会社規模の指標となる、経営事項審査(通称、経審と呼ばれている)の点数に加算されます。
点数が上がると、公共工事等で大きな案件に参加出来たりしますし、客観的に見ることが出来る指標になりますから、一般的には点数が高ければ高いほど大企業で、信用が高い会社でしょう。
愛社精神が無いから、どうでもいい?
別に資格手当出る訳でもないしね。
私は、講習の受講料手数料は会社負担してくれるらしいので、受けておくことにしましたが、昇給は無いそうです。
監理技術者になるには?
監理技術者になるには、ステップを踏む必要があります。
業種によって必要となる資格や実務経験に少し違いがありますので、自分の申請する業種について、よく調べてみてください。
どんな業種にせよ、ステップについては、以下の通りとなります。
- 監理技術者となるのに必要な資格や実務経験を得る
- 監理技術者講習を受講し、講習修了証を得る
- 監理技術者資格者証を申請する
と、大きくわけて3ステップ踏む必要があります。
監理技術者になるには、監理技術者証と監理技術者講習修了証というそれぞれが必要です。
昔は別々のカードタイプだったのですが、今は監理技術者証がカードタイプ、監理技術者修了証が監理技術者証の裏に貼れるようなシールタイプとなりました。
では、それぞれのステップについて簡単に説明します。
ステップ1 資格&実務経験を得よう
監理技術者は、誰でもなれる事が出来るって訳ではなく、ある一定の資格や、実務経験を有した者にしかなれません。
そりゃそうですよね。公共の建物とかで講習受けただけの素人みたいな奴が技術監理なんて出来ませんよね?
その必要になる資格とは………
1級〇〇施工管理技士。ほとんどの方はこの資格で監理技術者資格者証を申請していると思います。
工事を進めていく上での品質、安全、工程管理、法令等を熟知したプロフェッショナルです。
↑私はいつぞや取得した1級管工事施工管理技士の免状を使って、管工事の監理技術者として申請しました。私は決してプロフェッショナルではありません。
最近は施工管理技士の合格証でも申請できるのですが、照合に時間がかかって、発行が遅れるかもしれないとの事です。
私は電気施工管理も受かっているのですが、資格証がまだ届いてないので、とりあえず管工事だけで申請しました。
社内でうるさい人も居たので、早く資格者証が欲しかったし。
余裕ある人は併記してしまいましょう。
ただ、大抵の会社の上司は1級施工管理技士を取ったらすぐ申請しろとうるさく言うと思います。
ステップ2 監理技術者講習を受けよう
監理技術者になるには、監理技術者講習を受けなければなりません。
内容は………為になるかどうかはおいといて、必要なものは必要なんです。
この、監理技術者講習は様々な講習機関で開催されています。
1番オーソドックスなのが、全国建設研修センターが開催しているやつですね。
↑なぜ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」通称”俺ガイル”を広告にしてしまったのか。とにかく一色いろはが可愛いだけのアニメで、建設業の描写なんもなかったろ。
とりあえずアニメとコラボしとけば若者釣れるだろみたいなのやめなよ。自衛隊や献血然り。でも、一定の効果が出てればいいのか?
どうせコラボするなら、私はこれを選びますね。
↑PS2で発売されたゲーム、建設重機喧嘩バトル ぶちギレ金剛!!
キャラクターデザインは、サラリーマン金太郎等で有名な本宮ひろ志氏。
ゲームの内容的には、フォークリフトとかブルドーザーとかクレーン車で闘う、格ゲー。面白いよ。やってみて。
おっと、話がそれてしまいました。
講習は色々なところでやっています。
ざっと調べてみても………
↑建設業振興基金は、建設業経理士試験の開催団体ですね。日建学院は、資格取得のための塾みたいなところですね。
自分の好きなところで受けてください。どこで受けたからって何も変わりません。
受講金額も、どこも1万円前後です。そんなに変わりません。
受講すると、監理技術者証の裏に貼るシールが貰えます。昔はカードタイプの資格証が貰えたのですが、廃止されました。
↑この修了証の下の方に、シールがくっついてる。
そのシールはシールでもらえるのですが、講習の修了番号を監理技術者証を申請する時に一緒に申請すると、監理技術者証の裏に印字してくれます。
印字なので、濡れても安心です。個人的に印字をオススメしたいです。
↑監理技術者証の裏にこのように印字されます。
ステップ3 監理技術者証の交付申請をしよう
これは、申請するだけです。今はネットで出来ます。
監理技術者証の発行は建設業技術者センターでしかやっていないので、そこに申請します。
自分の顔写真データを用意するのが面倒なだけで、特に難しいことはありません。
会社に所属している方は会社名を記載できます。記載するには、会社の建設業許可証明書のPDFデータ等が必要になりますので、用意しておきましょう。
一応、監理技術者講習を受ける前でも申請できます。その場合は監理技術者証の裏面に講習終了証は印字されないので、シールを貼るようにしましょう。
そのくらいかな。
あとは、なんとかなると思います。
発行手数料が8000円くらいだったかな。
監理技術者証発行手数料+監理技術者講習、あと写真代とかで、だいたい2万円あればお釣りがきます。
だいたい監理技術者講習終わってから1週間程度で講習修了証が送られてきます。
そして、監理技術者証の発行申請を出してからだいたい2週間程度で監理技術者証が送られてきます。
だいたい講習の受講申請してから1.5ヶ月くらいで手元に講習修了証と監理技術者証が揃いました。
とりあえず、今年度は資格試験もなんかやる気が起きないので、このくらいで勘弁してもらいたいところです。
今回はこのくらいにしておきます。