今日は有給を取りました。
会社に行くのが辛いのです。
本当は飯田橋の落とし物センターに行ったり、電気工事士の試験に向けて布尺を買いに行ったり(なくした)、排水設備技術管理責任者試験(正式名覚えてない)の申込書を貰いに行ったりします。
排水技術管理責任者に関しては、ちょっと申請方法が分かりにくいので、別記事で書こうと思います。
さて、今日の本題。
よく、ブログとかyahoo知恵遅れで見る文言で…
「この試験は過去問からの出題が多めです。なので、過去問をやれば受かります。」
といっている"輩"が居ますね。
······うーん···これは半分正解です。50点!はい不合格!
よく見る悪魔の囁き。
確かに過去問をやれば受かる試験はあります。
でも、たいていの試験はそんな甘くないものです。
漫然とやってるだけでは受からないのです。
まずネックになってくるのが、「過去問からの出題が多い」というところ。
勘違いしている人が意外と多いのが、
「過去問からの出題が多い=過去問のまんま出る」
実際出なかったら、
「この試験は過去問だけでは受かりません。参考書を理解するまで繰り返し読み直しましょう」と…
それは過去問の取り組み方がまちがっているのでは?
過去問を解けば受かると言っている人が本質的に言いたいのが…
「過去問からの出題が多い≒過去問で問われている箇所が出る確率が高い」
です。
何が言いたいかと言うと…
例えば学校で先生が
先生「三権分立。これは、立法権と行政権、あと一つはなんだ?」
ぼく「司法権!」
先生「よく出来たな!ここテストに出るぞ!」
ぼく「まじか…司法権‥‥‥と」(メモメモ
〜試験当日〜
三権分立の三権は、立法権、司法権、( )権の事を示している。
ぼく「うわー!司法権出てないじゃん!先生の嘘つき!」
こんなやり取りしてるのと同じです。
傍から見てるとバカでしかないでしょう?
中学生の時、計算問題の答えの数字だけ覚えたり、選択肢の番号だけ覚えてたバカっぽい奴いたでしょ?私自身もやったことありますが。
上記の例は、資格試験でもよくある穴埋め問題の例です。
法令の条文の穴埋めとかでよくあります。
資格試験の多くは、4択等の選択問題が多いです。この辺は学校のテストより簡単かもしれません。
書かせるのと選択で選ばせるの、難易度は雲泥の差です。
今回の場合だと、問題の本質というのは、三権分立の3つの権力について問うています。
"司法権"について覚えているかをチェックしたいのでは無いのです。
過去問でも同じですね。
問いたい場所というのは過去問でだいたい絞れます。
対して、参考書はフルスペックなのです。参考書を全て覚えられれば先生になれます。
試験に受かるために参考書から読み進めていくのはナンセンスな気がします。いくら時間があっても足りません。
参考書には、過去5年分くらいの問題に出たことが無いことを書かれていることもあります。
そんな事言ってると………
Q.過去問にない問題が出たぞ。参考書には書いてあった。やっぱ参考書を読み込まないと受かりませんか?
A.そんな事はない。過去問に無い問題なんて掃いて捨てるほどある。その問題は捨てろ。ただ、マークはしとけ。
実際一回の試験における新問の比率は少ない試験が多いです。
試験なんて60%か70%くらい取れれば合格するんですから、そんな問題出ても受かるときゃ受かります。
自分の感覚では、60%がボーダーの試験だと、40%自信のある解答が出来たら受かってます。あとの30%〜40%は二択まで絞れたけど迷った問題。後の20%くらいは完璧にわからん問題。
二択まで絞れれば50%の確率で当たるし、4択の問題であれば、まったくわからなくても25%だ。
スパロボでやってみてください。命中率50%、そこそこ当たりますよ?
完璧にする必要は無いんです。オーバーキルに越したことは無いですが、そこまでレベルアップにかける時間も勿体無いです。
ここから本題かな?
過去問演習でやるべきこと。
①問題の傾向を知ること。
どこを問いたいのか。どのような事をチェックしたいのか。どんな風な口調で問うてくるのか。など。。。
間違った選択肢を選べって事か、合っている選択肢を選べってことか……それで勉強法も変わってきます。
あと、問題の言い回しに慣れるっていうのは、意外と重要です。
友達とか同僚で癖のある言い方や喋り方で喋ってくる人いますよね?
最初は聞き取りにくかったり、理解が追いつかなかったりしますが、いずれはその人の喋り方の癖に慣れてしまうから、いつからかなんとなく言いたい事を理解できてしまう。
試験も同じです。
問題「おい、俺は間違っているものを選べって言ってんだぞ?そろそろ慣れろよ。」
②過去問の選択肢を覚えていくこと。
4択問題の例で書いていきますね。
過去問の選択肢は、完璧に同じ選択肢が出ることもありますし、似たような事が書かれていて、二択まで絞れたりとか。そんな事ができるようになります。
出題者が問いたいポイントを覚えていくのは合格への近道です。
例えば、間違っている選択肢を選ぶような問題であれば、残りの3つの選択肢は常識的に見て正解の事を言っています。これらを覚えていきます。
これが常識、知らないと恥ずかしい事なんだと自分に言い聞かせてプライドをブチアゲて覚えていきます。
1問で正解が3つも覚えられました。しかも試験問題とほぼ同じ書き方の。
同じような問題が出たら、消去法で絞ることができますよね。
問題「デジャヴ、感じた?」
どっかで聞いたことある。見たことある。
デジャヴを……試験で…感じろ……
参考書と試験問題の違いは言い回しとか文書の作り方です。
特に理解できていない物事だと、同じ事を言っているのに、まったく違う事に聞こえてしまう。
あると思います。
だから過去問演習は重要なのです。
我々が受ける試験は、全知全能でないと受からない試験では無いのです。世界の理を問われている訳じゃないんです。
問われる範囲に違いはあるものの、ある特定分野の事を問われます。
過去問演習は、上記の①と②のポイントを意識して進めていけば、合格に少し近づくと思います。