2024年某日
千葉県成田市にて…
なんだかんだ書くのをサボっていたら2025年になっていました。
↑よわい30にして、成田山新勝寺に初訪問
つまり、成田の中心of中心なんですね。知らなかった。
千葉県成田市は、成田空港と成田山新勝寺で知名度を保ってるような都市です。たぶん。
成田空港は、羽田空港が国際線を受け入れ始めたことで過疎ってしまいましたが、成田山新勝寺は今でも年間1000万人以上が参拝するというモンスター寺院です。
有名な割に行ったこと無いなぁ…とふと思い、年末年始に行くと混むでしょうから、ちょっくら行ってみました。
成田山の駐車場事情
私は、オートバイで行きました。意外と停めるところもあります。まぁ数百円取られますが。
年末年始によく見るあれでしょ?
関東圏で、年末年始のテレビCMといえば、お寺とか、何とか大師とか…
梵鐘の音と平成初期感のある映像はノスタルジックさえ感じます。
まぁ、よく見ますよね。これ見ると今年も終わるんだな〜。新しい年が始まるんだな〜。って感じがします。
だいたい年末年始の初詣系CMの四天王といえば、下記の4つでしょうか。
「厄除け・家内安全・交通安全」の川崎大師
「厄除け・方位除け」の佐野厄除け大師
「福~よこいこい福よこい」の日光山輪王寺
「家内安全・商売繁盛・諸願成就」の成田山新勝寺
といったところでしょうか。
こうまとめて書いてみると、各CMでテーマが違うんですね。
炎炎と燃え盛る護摩木のCMの映像はなんか印象的ですよね。
私はCMの映像のような人混みが苦手なので、 CMを見る度に「どーせ混んでるんだろうなぁ…」と逆に行く気が失せてしまうのですが、皆さんはどうなんですか?
↑すごい人だかり
厄年とかならやっぱり行きたいものですか?
私、気になります。
成田山新勝寺の中って何があるのさ?
成田山新勝寺というと、公式ホームページの境内マップを見ていただいた方がいいのですが。
まず最初に目にするのが多分これ。
↑多分、総門というやつ
↑境内に入ると、大本堂を見ることができます。よくCMで見るやつです。
↑これは三重の塔
色味が派手で日本ぽくないです。
↑なんかでっかい門
なんか中国みたいな色遣いと漢字
↑平和大塔というやつだと思う
これも色味はちょっと中国ぽさありますよね
その他にも見どころは沢山ありますね。
詳しくはこちら
参道は意外と楽しいぞ
成田山新勝寺は、広い。
でも、アミューズメント施設ではないので、一通りお参りし終わってたらやる事がなくなります。
境内に公園があります。座るところもありますが、如何せん階段が多い。疲れる。
成田山新勝寺の魅力というと、荘厳な本堂を見学&参拝したり、煙を頭に擦り付けたりするのもいいですが、参道が活気があって盛況だということが挙げられると思います。
なので、一通り境内の中で(煙を頭皮に揉み込んだら)参拝が終わったらここで飲み食いしてお土産を購入するのがいいでしょう。
↑私が行ったときは、そんなに人いませんでしたね。
漬物
成田…というか千葉のお土産というと、やはり漬物でしょうか。
てっぽう漬けは有名ですね。参道の漬物屋には絶対置いてます。
↑てっぽう漬け。
瓜の中をくり抜いて、しその葉+唐辛子を詰めたもの。それを醤油ベースの調味液に漬けたやつ。
火縄銃の装填のように唐辛子(火薬に見立てている)を詰め込んでいる様子から、てっぽう漬の名前がつけられたそうです。
どうせ地味ーな漬物でしょ?と思うでしょう。いやいや、意外と美味いんだこれが。
醤油ベースの甘じょっぱい味がご飯によく合います。
侮ることなかれ。
是非千葉に立ち寄った際に買ってみて欲しいです。
あとは、りんご胡瓜なんてのも有名ですね。
↑普通の胡瓜の漬物
主には小さめの胡瓜の漬物なのですが、その名の通り調味液にりんご果汁が含まれているのが特徴です。
味は甘じょっぱい感じで美味しい。りんご感はそこまで無くて、りんごか?って程の風味が残るくらいです。
なんとな〜くフルーティで、何個か連続で食べると、「あぁ、りんごだ!」と感じますけど。
決してゲテモノではありません。いい意味で普通のお漬物です。美味しいです。
甘味
スイーツでいうと、やはり八街産のピーナッツ(落花生)が有名でしょうか。
国内生産の約75%を担う千葉県産のピーナッツ。
ピーナッツそのものの味を楽しみたいのであれば、殻付き落花生の袋入があります。
千葉県で生産されている、品種といえば、千葉半立、Qナッツ、中手豊あたりが千葉を代表する三大ピーナッツ
加工品の中でも有名なのが、ぴーなっつ最中でしょうか。
↑ぴーなっつ最中
ピーナッツ餡なので小豆の餡が苦手な人でも食べられると思いますが、めっっっちゃ甘いので、途中で飽きてきます。
渋めの緑茶やブラックコーヒーが欲しいところです。
半分くらいの大きさで、会社とかでのバラマキ用でもうちょっといっぱい入ったパックがあれば良いんですけどね。
鰻
そんで成田といえば、やっぱり食べるべきは、うなぎ。
この参道には10店舗以上もうなぎ屋さんが並んでいます。
どの店舗も歴史がありそうです。
かつて、江戸中期には成田まで来た参拝客の旅の疲れを癒やすために名物にしたのが始まりだそうな。
だいたいお昼時は店先で、うなぎを捌いて串に刺して焼いています。
そんな中で私が選んだのは、近江屋さん。
↑「屋江近」(右から読む)の文字が印象的。
結構回転率が良いのか、昼時ではありましたが、待たずに入れました。
アルバイトの若い子たちも沢山居て、こんな人いる?ってくらい贅沢な雇い方をしていたのが印象的でした。
普通のテーブル席と、靴を脱いで上がる畳のテーブル席、2階はお座敷のようですね。
とりあえず、普通のテーブル席以外は靴をビニール袋に入れて自分の席まで持ってけとのこと。
とりあえず頼んでみよう。
2024年10月時点で、うな重で3000円。肝吸いが付いて3200円だったかな。
奥に見えるのは、鯉のあらい。鯉のお刺身ですね。たしか800〜900円くらい。
↑綺麗なお重に入ってますね。
店頭で焼いていたものを載せたって感じで、提供は10分かからないくらいで来ました。
はやい。
↑パカッとな。
意外とボリュームありますね。
すき家の下のご飯が見えるほどクソ小さい鰻がちょこんと鎮座しているあの、うな丼が950円だと考えると、ここのは2枚分はのってるし、身が結構大きいし、これで3200円というのは観光地価格を加味しても悪くは無いのかな…と思います。
提供される鰻は中国の養殖とかなんとか。
本当かどうかは分かりません。
でも、うな重の醍醐味って結局タレでしょう?(貧乏思考)
食べて産地がわかるとか養殖か天然かなんて分かりません。
そんなこと考えて観光地でメシ食っちゃいかんですよ。
鯉のあらいは、酢味噌をつけて食べるのですが、意外と淡白な味。
白身魚としては少し歯ごたえがあるのが特徴です。
あえて言うなら、「コリコリした鯛」って感じでしょうか。
鯉って少し泥臭いのかな…とも思いましたが、全くそんなことありませんでした。
本当は各店舗の蒲焼を食べ比べでもしてみたいものですが、そんな財力も無いため、ちゃっちゃと帰宅。
最後に
ということで、成田の漬物、甘味、鰻を満喫しました。
地産地消なのか分からないですが、その土地で有名な銘菓や食べ物を消費するという、ごく当たり前の行為なんですが、こういった積み重ねが、自分の人生に深みを与えてくれる気がします。たぶん。
今やインターネットを使えば様々な情報が手に入りますが、現地でしか経験できない事もたくさんありますから。
私は、オートバイでいろいろな所に行きますが、オートバイって身体が外に露出している分、走っているだけで得られる情報も多いです。
温度、湿度、におい、音、道路の凸凹、とか…
車以上に現地を感じられるのがいいですよね。
アラサーにもなるとこういうのが楽しくなりますね。
今回はこのくらいにしておきます。