
2024年のネタを書き忘れてました。備忘録がてら書き残しておきます。
2024年の7月30日・31日で、「 東京都公害防止管理者」という講習を受けて来ました。
2種は2日間、(1種は3日間かかるようです)かかりました。
私は2種方を受けてきました。
なんで受けたんでしょうかね?ってはなし
まず、「東京都公害防止管理者」というマニアックな資格について、どこで知ったのか…という話です。
私は、会社の推奨取得資格の中に入っていたので、知りました。
最初に書いてしまうと、製造業でもないのにこの資格あっても何の役にも立ちません。
この資格は、基本的に都内に工場があって、そこに勤めている(勤める予定のある)人
を対象に開かれている講習だからです。
なんで、建設業の会社の推奨資格に入っているかは不明です。
でも、推奨資格なんで、金も会社から出るし取っておこうの精神で受講してきました。
ただ、この講習で得られた知識が、何かの役に立てばいいなとは思います。
私が属する建設業界(サブコン)が提供する物・サービスというのは、建設会社(ゼネコン)に協力して専門工事を施工する。というのもありますけど、最終的なユーザー(建物を使う人)の事も考えてあげたいところです。
建てた建物を実際に運用する人たちの知識を得る事は重要です。
ユーザーのニーズを理解するっていう事ですな。
まぁ、こんな崇高な言葉を並べていますが、今の仕事が嫌いで嫌いでもう建設業からは足を洗いたいです。
これを機に製造業に転職するのもありかな…とも思っています。

↑でも、最近広告で出てくる求人がなんか不穏
また、もう一つこの講習を受講した理由がありまして、本物の(と言ったらアレですが…)公害防止管理者って水質○種や大気○種やダイオキシン等、だいたい8種類とかに資格が別れていて、各種試験を受けなければいけません。
んで、この試験が難しいのなんの。
水質1種の参考書をブックオフでパラパラとめくって「あぁ、これはむずかしいなぁ…」と思ってそっ閉じして本棚に戻しました。
でも、何かしらそういう資格が有ったらいいなぁ…と思っていたので、受けに行ってきました。
どんなことが出来るようになるの?ってはなし
最初に書いてしまいましたが、東京都内の工場で働いている方向けです。
その他の方はあまり持っていてもなぁ…といった感じです。
ここで、案内文を見てみましょう。
会場はどこだったんですかってはなし
会場は、ゲートシティ大崎ウェストタワーというところでした。JR大崎駅の近くです。大崎駅から徒歩5分くらい。

↑そもそもゲートシティ大崎ってめちゃ広い
その中の、東京都南部労政会館というところで行いました。
まぁ、講習場所は毎年変わるかもしれないので参考程度に...
この東京都南部労政会館というのが、意外と分かりにくい場所にあります。
行かないとわからないですが、ファミリーマートの直上にあります。本当に分かりにくいので、受付で聞いた方がいいです。はい。
そもそも、この大崎という場所なんですが、ビジネス街です。遊びに来るところではありません。
駅直結の高層ビルに入居しているのは、名の知れた大企業達であり、お勤めしている人は、みんなエリートです。エリートビジネスマン/ウーマンだにぇ。

↑本当にエリートか???
エリートたちの朝は忙しいです。ビルに入っているコンビニでコーヒーや朝飯を買いあさります。
コンビニが隅田川の花火大会並みに混みます。
自分の勤め先が、東京のなかでも僻地のビルで良かったです。私が今勤めている会社が入居しているビルもコンビニはありますが、朝でもそこまで並ばずに買えます。
というか朝からコンビニコーヒーとか上級か?エリートは稼ぐ=コンビニで飯を買える財力があるという事ですな。
変なとこで僻む癖が出てしまいました。
そこで買っているのは本当に上級感つよつよのバリキャリ組の顔つきしています。
コンビニで、1Lのプライベートブランドのジャスミン茶を買うような人種とは違います。1日かけてそれをラッパ飲みするんです。
というか、朝ここまで混むってことは、お昼やばくね?って思うじゃないですか。
コンビニもローソンはあまり混んでなかったですね。レジもいっぱいありましたし、捌きが良いのかもしれません。
この大崎という場所は、先ほども書いた通りビジネス街なので、通勤時間帯はめっちゃ混みます。
朝と夕方は、エリートの大名行列を見る事ができます。

↑エリートの代表格マスオさん。
マスオさんみたいな人がたくさんいるところだよ。
たまに小走りの遅れ気味エリートを確認する事ができます。
コンビニやスターバックスでコーヒーを買う時間はあるのに、小走りでオフィスのエレベーターに駆け込んでいくエリート達…
さぞ日々時間に追われて厳しい仕事をこなしているのでしょう。
私は、大崎駅のエリート大名行列に参加できない(したくない)ので、原付で行きました。
大崎駅はうれしい事にバイク・自転車の駐輪場が意外と多いです。

↑近場の駐輪場の値段はこんくらい。意外と安い…か?ただ、結構埋まっている事も多く、出勤時間前に行かないと、クソ高いゲートシティ大崎の駐輪場に停めなければなりません。

↑私は上の画像の近いところが埋まってしまっていたので、少し離れたところに駐輪場を選んだぜ

↑こんな感じで意外とせまい
駐車料金考えれば、電車で行った方が安かったのかもしれませんが、満員電車に乗らなくて済む事を考えれば…
まぁ…スタバのエリートコーヒーより安いですから…
会場の雰囲気はどうでしたか?
会場は、80人が定員らしいです。
という事は、 年に2回しか開催されないので、 年間160人しかこの資格を取れないってコト!?
意外とレアな資格なのかもしれません。
比較的若い人が多い印象でした。女性もちらほら居ました。
休んでいる人はほぼいなかったと思います。今回受講した2種講習は、 2日間あるのですが、2日とも欠席があるようには見えませんでした。
そして、意外にも寝ている人が少ない。
それか、よほどホワイト企業にお勤めで、疲れを貯めていないかですね。
また、変なところで僻みが出てしまいました。
あと、会場は長机に1人1台使えるので、 隣を気にしなくていいのが良かったです。
講習テキストは、1日目の最後に持って帰る人が殆どでしたが、置いて帰っている人もポツポツ居ましたね。まぁ、重いですから持って帰りたくない気持ちも分かります。
A4サイズのデカテキストが5冊。
これが重いのなんの…
私?持ち帰りましたよ。もちろん。
だって原付だもの。
講習ってジッサイどんな事やるの?ってはなし
講習は、2日間ミッチリやります。ビデオ見たりも無いですね。
1時間やって10分休憩…みたいな感じで進んでいきました。
講師の方は東京都の職員の方たちでした。 外部講師は一人もいませんでした。
講習科目については、大きく分けて、一般科目、環境白書、大気汚染、水質汚濁、有害化学物質、騒音振動の6項目です。各項目で、専門の担当してくれる職員の方が居て、順番に解説をしていっているような感じでした。
講習は、テストに出るところを事前に「マーキングして」と教えてくれるタイプでした。しっかり聞いておかないと、聞き逃した時にテキストが5冊あるので、範囲が広く、テストで悲惨な事になりますから、しっかり聞いておいた方が良いでしょう。
基本は、追加の資料や板書はほとんどなくて、テキストを読み進めていくだけですが、たまにテキストの解説で「ナルホド」と思う事もあり、テストに関係ない事でもテキストにメモしておきました。
レジュメも無いので、本当にテキストを読み進めていくタイプでした。
で、テストあんの?
テストあります。
問題を持って帰れないので、うろ覚えではありますが、
まぁ。内容は30問か40問くらいの○×問題です。
○×問題っていうのが良くないですか?一問に対しての期待値が50%です。○か×どっちかかいておけば50%の確率で正解できます。
合格ラインは、6割くらい取れていれば、合格だったと思います。
問題の内容的には、本当にもう常識問題で、「×だろ常識的に考えて」ってのもあるんですが、意外と迷うようなマニアックな問題も多かったです。
ただ、基本は講義を聞いて、「マーカー引いておいて」とかいったところをパラパラ復習していれば解けるものが殆どで、本当にこれかなぁ…と迷った問題は、1~2問くらいでした。
申し込み方法がめちゃくそわかりにくいってはなし
だいたい、 毎年6月頃に東京都のホームページに講習の案内が出ますので、 そこから申請します。
実際の案内を見てみましょう。
次のいずれかの方法により申込みください。
1 電子申請による申込み
東京都環境局ホームページの「東京都公害防止管理者講習」から
① 受付日:令和6年6月3日(月)~6日(木)
② 手数料納付期限:7日以内
2 臨時窓口での申込み
① 受付日令和6年7月2日(火)、3日(水)
② 受付時間午前9時30分~午前11時30分
午後1時15分~午後4時
③ 受付場所東京都庁第二本庁舎1階臨時窓口
1 電子申請による申込み
東京都環境局ホームページの「東京都公害防止管理者講習」から
① 受付日:令和6年6月3日(月)~6日(木)
② 手数料納付期限:7日以内
2 臨時窓口での申込み
① 受付日令和6年7月2日(火)、3日(水)
② 受付時間午前9時30分~午前11時30分
午後1時15分~午後4時
③ 受付場所東京都庁第二本庁舎1階臨時窓口
これ、気を付けて欲しいのが、 受付期限がめちゃくそ短いという事。電子申請については3日、 窓口については2日しかありません。
電子申請と書面による申請が可能との事でしたので、 私は電子申請を行いました。
臨時窓口で締め切られてたらショックですし、 そもそも書面だと臨時窓口に持っていかないといけないので、 これは電子申請の方が良いでしょう。
ただ、結局申込書がPDFなので、 プリントアウトして手書きして、 スキャンという無駄な工程を踏んだ気がします。
最初から申込書のエクセルデータなりを添付してくれたらよかった んですけど、 まだ電子化してからそこまで年数が経過していなさそうなので、 今後に期待です。
申請時に必要なものは、
受講申込書のほかに、
①申込書に貼る写真
②資格等を証明する書類の写し(電子申請の場合は、 PDFのスキャンデータ)
③手数料(第二種の電子申請で6,070円です。 現地受付はテキストの送料分少し安くなりますが、 交通費を考えると電子申請にした方がいいです。臨時受付だと、 テキストもその場で渡されるので、持って帰る手間もあります。 手提げ袋必須。)
人によっては、
高圧ガス乙種化学責任者又は乙種機械責任者
乙種火薬類製造保安責任者または丙種火薬類製造保安責任者
等ですか。
やっぱり一番メジャーなのは、危険物取扱者ですね。
第一種の受講資格は厳しく、
または、東京都二種公害防止管理者の資格を有する方。
一番簡単なのは、東京都二種公害防止管理者の資格でしょう。
せっかくなので、来年は1種にステップアップしようかしら。
次点で、毒物劇物取扱責任者が、簡単かもしれません。
東京都の電子システムで申込書を申請して申請が通る( だいたい1日~2日くらいで来ます)と、 登録したメールアドレスに金を振り込んで欲しい旨の催促メールが 来ますので、ATMなどで支払いましょう。
お金を振り込むと、講習テキストが送られてきます。 私はゆうパックで送られてきました。
A4判が5冊も送られてくるので、結構重いです。 講習案内によると、重さ約1.5kgらしいです。
これまた気を付けて欲しいのが、受講案内に「テキストは、 勤務先宛にお送りしますので、所属迄記入してください。」 と記載があります。
受講申込書に、例えば本社の住所等書いてしまうと、 本社に行ってしまう可能性がありますので、 自分が勤務している事業所などを記入しましょう。
6月に申請して、6月末くらいに送られて来ます。講習開始まで結構空くので、 当日忘れないように持っていきましょう。
いや、1か月も前に送られてくるって事は、 事前に予習しておけってコト!?
私にはそんな気力はありませんでした。
で、ここで気になったのが、 普通はテキストと一緒に受講票なり講習案内が送られてくるじゃな いですか。
それが一緒に送られてこないので、非常に心配になります。
講習案内は、東京都ホームページに添付されている物だけです。
まぁ、テキストが送られてきている時点で、 受講登録はしっかりされているのでしょうが、 何もアナウンスが無いのは少し心配です。
なぜなら、 1回の講習の定員が80人しか無いですし、 締め切り状況が分からないので、 本当に登録されてるか不安になります。
この定員とか、本当に登録されてんのかいなっていう確認は、電子システムの方でもできません。
まぁ、テキストが送られてきたら、 講習開始日まで黙って待っとれや!という事ですね。
講習当日の持ち物だよ
テキスト、筆記用具くらいですか。
シャーペンと、マーカー(蛍光ペン)と、 消せないボールペンがあると良いです。
まぁ、実際は鉛筆1本あればいいですが、それだと試験範囲をマーキングできないので。
テストは、鉛筆でもシャーペンでも 消せるボールペンでも消せないボールペンでもいいらしいです。 消せないボールペンでもいいのは、珍しいですね。
でも、間違えたら面倒なので、鉛筆かシャーペンが良さそう。
受験票が無いので、当日名前で照合するやつです。テキスト忘れると詰むので嫌でも持っていきましょう。
終わりに
ということで、2日間講習を受けてきたわけですが、設備屋に身を置くものとしては為になる事も多かったかなと思いました。
受講料も安価で、テキスト代しか取ってないんだろうなぁといった感じ。

↑こんなん届きました。めっちゃ黄色い。
たしか、届いたの9月くらいだったと思います。
テストの合格通知書が届いてから発行申請がまた必要だったと思います。
これは、講習の最後に説明があります。
意外と講習の受講申請から入手に時間がかかってしまいました。
2024年は残業続きで資格取りにいける有給も勉強時間もなかなか取れなかったので、こんなもんでしたかね。
今年は、全く違う分野にもチャレンジしてみようかな…と思う今日このごろでした。
今回はこのくらいにしておきます。