アラサーおにいさんの備忘録

アラサー独身おにいさん(おじさんではない)の雑記です。日々の雑記を書き連ねていきます。趣味は、自動車、バイク、自転車、ゲーム、資格取得などなど!

マイナビ転職フェアに行ってきたよって話


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2022年1月16日、マイナビが開催する転職フェアに行ってきました。

開催場所は、東京国際フォーラム。大手町、有楽町あたりの独創的な建物ですね。土木施工管理技士の実地試験に敗北した私にとっては因縁の場所です。

 

最近、本当に転職欲が強くて、こういう所に少しでも顔を出して色々な企業の説明を聞いてみようと思った次第であります。

あと、何か始めないと、ずっとダラダラと何もしなさそうなので、きっかけ作りになればいいなと思いました。

ということで、実際に行ってみた感想を書いていきたいと思います。

 

そもそも転職フェアって何するの?

転職フェアで出来ることと言っても、新卒の時に多くの人が行くであろう合同企業説明会の転職者バージョンです。

転職者バージョンと言っても新卒の時に行った、“あの”合同企業説明会と特別何かが違う訳ではありません。イメージとしてはそのまま同じような感じです。企業ブースがあって、座るところが2席くらい用意されていてそこに座って説明を受けるという感じ。

企業は、簡単な企業概要、事業内容を説明してくれるような感じで、給与面だとか実際にどのように動いて、通勤方法はどうなのか、実際にどのような仕事をするのか………というのは、コチラから聞き出さないと話してもらえない感じでした。

なので、多分、業界未経験の方向け…というイメージでした。

ただ、説明を聞いた際に、マイナビの情報シート、所謂エントリーシート的なものを渡さなければなりません。

なので、会社説明に参加した後に、エントリーシート見て、「コイツ良さそうだな…」と思った人に対して企業はアプローチできると言った感じですか。なので、終わった後に電話が来たりすることがあります。私の場合は直接企業から連絡があった訳ではなく、マイナビ経由で「選考に進んで欲しいとの事で企業から連絡がありました。選考に進みますか?」という感じで連絡がありました。なので、面接まで漕ぎ着けられるステップは転職フェアの方が早いかもしれないです。

 

転職フェアに行く時の服装は?

私はビジネスカジュアルで行きました。ネクタイも締めていなかったです。ジャケパンスタイルに革靴。

ただ、周りはネクタイをキチッと絞めたリクルートスーツ姿の方が多かった印象です。

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↑こんなイメージ

 

バッグも、就活バッグ?っていうのかな。あの王道な形のやつ。を持ってやって来ている方が殆どでしたね。

中には、登山でもした後なの?ってくらいカジュアルな方も居ましたが、基本はスーツだったので、スーツで行った方がその場は浮かなくて済むと思います。

 

転職フェアに来る年齢層は?

転職フェアの会場をぐるっと見回してみて感じたのが、若い人がほとんど。


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↑まだキャピキャピのフレッシュマンぽい人が多い。

流石に20代の第二新卒ぽい子が多かったです。25歳前後かな…といった感じ。中には40代くらいかなぁ…という方もいましたが、流石に少なかったですね。

友達と来ているぽい方も見受けられたので、気軽な気持ちで行ってみたら良いのではないでしょうか。

 

転職フェアに行ったらいいんじゃね?って思う人

まず、今からまったくの異業種にチャレンジしてみたい。という方は行ってみてもいいと思います。

行って、サラッと「こんな会社があるんだぁ」っていろいろ聞きたい人は行ってみると良いかもしれません。

ただ、新卒の時にいろんな業界をしっかり研究していた方は今更行ったところで期待できる情報は得られないのかなとおもいます。

あと、同じ業界内で転職したい人は、基本的にほぼ知ってる事しか説明されません。

 

これ以上聞き出すにはこちらの積極性が必要になります。

だけど、どんなこと聞いたらいいか分かりませんよね?

 

企業IRがどうとか、事業内容がどうとか、そんな事は調べればいくらでも出てくるのでどうでも良いっちゃ良いです。もちろん潰れない会社というのは重要ですが、その場で対面で話す時間に使うのにはもったいないと思います。

 

もっと実際に聞きたいことって自分の実務に関わってくるところだと思うんですよ。

例えば、通勤はバイクでもOKなのか、服装はスーツじゃないとダメか、フレックスタイム制なのか、休みはどのくらい取れているのか、土日祝休みと書いてあるけど対応しなければいけないんじゃないのか…とか。


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↑会社の運営状況が素晴らしくても休みが取れなかったり残業過多の状況だったら自分は嫌だな。でも、企業ブランドを重視する人も多いのも事実。

 

自分の実務に関わってくることというと、残業時間とか、有給消化率を聞いてみるのもいいと思います。だいたい何も考えずに聞いてしまうと、会社の担当者は”会社全体”で言うと思うので、“募集職種での”残業時間とか有給取得率を聞いてみてください。

例えば、有給100%取れている人が10人居たとして、有給が45%しか取れていない人が30人いたとします。単純計算で58.8%です。厚労省の調査では56.6%が全国平均なので、「おっ、イイじゃん」と思うかもしれませんが、貴方が就職するのは100%側ではありません。45%側です。さらに言えば中途の下っ端なのでもっと低いかもしれません。

なので、会社としての平均というのは意味無いんです。さらに言えば、「自分と同じくらいの年齢の募集職種の業務をされている方で、どのくらい残業されているのですか?どのくらいお休みは取れているのですか?」と聞くべきです。

会社の中でも、忙しい人と忙しくない人はどうしても発生します。だから、募集職種での事を聞かなければダメなんです。


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↑そんなこと聞いたら怒られる?嫌な顔される?

説明会での質問ですら忖度しなきゃいけない会社であれば、その後入ってからも辛いと思いますよ。

人事部にとっても、マッチングしなくてすぐに辞めてしまう人を雇いたくないですし。(と言いつつ、採用目標人数達成の為に適当答える人も居ますが……)

 

そもそもその質問ですら答えられない、という事は人事部なのにその程度の労務管理しかしていないという事だと思います。(法令が守れているように見えればいっかという事)

答えたくないというのならば、その質問内容に問題を抱えているんですよ。だって月の残業時間どのくらいですか?と聞かれて「ウチは80時間+サビ残40時間です!」と自信を持って言う人事担当者なんて居ないでしょ?

 

ということもありますので、ガツガツ質問できない人は、その会社の上辺だけの情報を聞いて終わってしまうと思います。

転職したいと思ってるという事は、何かしら不満があったりする訳で、それを解消するなら、そういう自分が改善したい・今の職又は前職で不満に思っている所を聞いてみて下さい。

 

そういう聞ける人こそが参加すべきだと感じました。というか、それがこのイベントの本趣旨だと思います。

 

 

転職フェアは有用なイベントなのか?

先程も書いた通り、企業は質問攻めしないと会社説明しかしてくれません。

給与面がどうかとか実際にどのように動いて、通勤方法はどうなのか、フレックスなのか………とか。

あとは、肝心の実際にどのような仕事をするのか………というのは、コチラから聞き出さないと話してもらえない感じでした。

といってもブースは狭いので、そう十分には時間はとれませんから、質問内容は事前に抜粋して考えて行った方がいいですね。

現地で考え出すと、どんどん湧いてきてしまうので。

 

ということなので、その業界のこと、その会社の概要くらいしか分からなく、転職したいと考えている方が1歩先に踏み込むには、コチラから質問していかないと有益な情報というのは取れません。


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↑学生からすると「自分の為にわざわざ社会人様がお時間をとっていただいている」とどこかですり込まれますからね。

社会に出れば分かりますけど、採用活動も社会人の仕事なんですよね。誰からも応募がない人事部ってどう思う?それも辛いと思いますけど。

 

中途なんですから、新卒の時のようにビクビクおどおどしないで、イロイロ聞けばいいんですよ。今は、採用側と求職者で立場は違えど、社会人と社会人。学生ではありません。同じ土俵で戦えるんですから、そのチャンスを手放すのはもったいないです。

 

なので、ただ聞くだけであれば、全体的に業界未経験の方向け…もっと実務的な有益な情報を取りたいのであれば、質問責めして聞き出せ!というイメージです。

 

そういった情報を取れるのであれば、十分に有用なイベントだと思います。

 

次に、気になるのは、参加企業でしょうか。

具体的にどのような業種が参加していたのかというと、

①建設業(施工管理か営業) 

②IT(システムエンジニアか営業)

交通系(タクドラ)

④官公庁等(事務職)

がメインだったかな。

新卒の合同企業説明会に比べると介護や飲食は少なかったです。

 

やはりというか、官公庁の事務職はこのイベントの主役と言ってもいいほど説明を受ける行列が出来ていました。

 

いわゆる客寄せパンダですよ。
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↑かわe

 

次点で商社営業がポツポツと人が集まっていたかなといったところです。集まっているという程ではなかったですが、絶えず人は居ました。

あとは、殆ど無人状態。

行った時間が悪かったのかな?と思いつつ、人は結構多かったです。

だいたいは椅子に座ってボーっとパンフを眺めている人、そして官公庁に行列している人の二択です。

 

ほかの業種は、正直どれも人気が無い職種&業界ですからね。

 

それでは、私の今いる建設業の話をしましょう。流石に自分が居る業界なので説明も何社か聞きに行きました。

他の会社の状況ってどんなんだろうなって気になるもんです。

 

まず、施工管理。これは言わずもがな長時間労働でキツいとよく知られている仕事です。某T成建設の新人が国立競技場の現場に放り込まれ、過労自殺。って事もありました。「これは、しょうが無いよね」って許容してしまう所もあるのが今の建設業。

パワハラもまだまだ少なくありません。そんな状況を改善していこうという動きの温度差が現場と会議室で違いすぎる為か、現場では長時間労働、会社の労務管理上は法定時間内というギャップが生まれます。つまりサービス残業は普通です。

そんな状況が世間に知れ渡っているのか、施工管理の手は万年足りていないです。

こればっかりは、新卒で入社してその業界に染まりきらないと難しいところがあると思います。

例えば、うちの会社だと、だいたい土日出勤と早出を付けずに50~60時間程度の残業です。

毎週土曜出たとして、8時間×4日で32時間。朝礼は、8時か8時30分くらいからやりますので、それまでに新規入場や準備することを考えると、定時(9時)より、2時間くらいは早く来ないといけませんから2時間×20日で40時間。

60+32+40で132時間です。これが技術職の普通くらいです。全部残業を付けてしまうと、上司より指導が入るので、早出はまず付けませんね。これで92時間ですから、厚生労働省が定める過労死ラインの80時間まであと少しです。土日を隔週出勤にしたとすればおさまります。

そんな状況なので、必然的に給料は高くなる方向になりますが、それは身を削って仕事をしている結果なわけです。でも、中にはこれだけ頑張っても350万円とかそんなのはザラです。だって残業付けられないんだもん。

施工管理の方は1度自分の給与から残業代を差っ引いて年収を計算してみてください。

ごく一部の大企業以外は、普通かそれ以下になりませんか?なりませんか…そうですか。

 

こんな状態なのは、みんなよく知っているので態々この業界に足を突っ込む人は多くはありません。

 

あとは、建設業の営業職。これは、まだいいかもしれません。戸建てや戸建てのリフォームの営業職が多く募集していたイメージです。

これは、良さそうに聞こえますが、インセンティブでボーナス等を支払う、または基本給がめちゃ低くて、インセンティブで月給を補うという所も多く、契約が取れない人はマジで年収200万円代も夢じゃないってレベルなので人気が無さそうでした。

ゼネコンの営業とかは無くって、殆ど工務店か中小企業の営業でした。

仕事としては、基本BtoCで、営業+施工管理で利益が出た分だけインセンティブを払うみたいな感じですか。契約取れなければ、大変そうです。給与面はインセンティブ前提で生きていくって感じですね。そういうのが好きならいいんじゃないでしょうか。

 

あと、話を聞いたのが商社関係ですね。

管材屋の営業と、鋼材屋の営業がありました。

どちらも地味っちゃ地味です。

まず、鋼材屋の営業。これはニッチな分良さそうに感じました。給与以外。あと、現場の立会が発生するというで、土日出勤はたまにあるらしい。たまにあるという言葉を信じると、痛い目に合うので気をつけましょう。

気がついてみれば、ほぼ毎週出てたりしています。

でも、訪問した中では良さそうな印象を受けました。給与以外。

 

あと、管材屋の営業ですね。

これは、自分も土日鬼電して物を持って来てもらうよう頼んでいたりするので痛いところですね。土日深夜関係なく電話は鳴り続けます。

いや、私の立場から言うと「鳴らしています」かな?

まぁ、そうさせないためにしっかり拾うんですけど。

でも、施工管理やってる奴全員ができる奴じゃないんですよ。中には作業の度に「アレが足りないコレが足りない」とバイク便を走らせ、経済を廻す人もいます。

BtoBの営業だからって舐めてはいけません。施工管理って、話にならないほどバカな奴がめちゃくちゃ多いんですよ。だから土日も関係なく電話しちゃうし、予算足りなくなって払えなくなっちゃったから値引きしてとムリ言うしね。

 

そういう、土日深夜の連絡も苦にならない人、理不尽に耐えきれる人なら大丈夫じゃないでしょうか。

あと、営業所は基本辺鄙な所にあります。配管材料等を保管しておかないといけないので………じゃあバイク通勤OKなの?と聞いたら、「営業所によってマイカー通勤を認めてる」との事。

この回答は、クソ田舎の営業所しかNGって事かな?と感じました。嘘は言ってないよ。ってか。まぁ、広い場所が無いと営業所勤務の社員分の車は置けませんからね。

先程も書きましたが、客先は基本BtoBです。

人事の方は、定期訪問と提案営業が主だと仰っていましたけれど、この業界を見ていると、新しい物を採用するのを避けるするにあります。持って行ってもたいてい売れませんし我々サブコンも採用しません。

なので、提案営業というのは有って無いようなものです。

結局は、金額(価格競争)と対応力が物をいう仕事です。対応が悪いところには基本頼まないし、金額が高いところにはやっぱり頼みません。

なので、営業成績を上げるには、膨大な商材の知識を頭の中に詰め込み、電話したら即答できる奴、土日祝日でもなんとかしてくれる奴によく依頼している印象です。価格面に関してはぶっちゃけどっこいどっこいだと思います。

発展性はイマイチ感じられない業界だと思います。

ちなみに、私は新卒の時に落ちたので、もう行きません。どうせまた落ちるので。

でも、その会社の中途採用を見ると、一年中営業のを採用募集を出しているので、今思うと入らなくて良かったのかなとも思います。(逆にそんな大量に雇っている会社で落ちたのかよって感じですけどね。)

 

私がなんとなく知っている業態の勤務状態はこんな所でしょうか。

 

文句しか言ってないだと?

そういう人が集まらない職だから、こういう合同企業説明会で触れてもらうしかないんですね。わかりゅ?

基本は選ぶ側ではなく、選ばれる側の企業が列挙します。

まぁ、仕方がないですね。

 

感想など

久しぶりの合同説明でした。あの時から10年は経っていないけど、そのくらい。

でも、7~9年程度だと代わり映えのない風景でした。

周りの人たちが、予想以上にフレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!な方たちだったので、自分も気分は大学生の時に戻った気分でした。一瞬だけね。


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↑あぁ、このネタはアラサーじゃないとバレてしまう……

 

結局説明を聞いてしまうと、自分は事業内容とかIR情報とかそんなのは後で見るから、どんな仕事内容か、どんな勤務体系なのか、残業、休日出勤、通勤可能な方法等々聞いていました。

私は、「もうどうでもいいや」と思ってる無敵の人なので、ガツガツ聞けたのですが、周りの子たちは意外とそういうこと聞いてなかったですね。

第二新卒くらいだと、まだ心は学生なのでしょうか。

 

会社説明が上辺だけなんだから、もっと掘り下げて聞かないと、それじゃあ新卒の時の就活と同じよん?と思いながら、質問する子たちを見守っていてあげてました。(何目線なんだ)

私、あえて資格を運転免許くらいしか書かなかったんですけど、まぁそれだとやはり見向きもされませんね。

やる気あんの?その業界で何か学んだの?みたいな感じでした。

やっぱり資格は大事だと思います。

別に、応募業種に添ってなくても頑張りは認められると思いますけどね。

ボーっとダラダラ仕事を続けてきた人より、資格を一つでも多くとっていた方が、「この人、就職してからも業務について勉強してくれるのかな」なんて思いますけど。

そんな世間は甘くないですかね?

でも、そんな俺を落とした採用担当より、自分の方が資格持ってるもんと胸を張って言えます。

別に講習でもなんでもいいんです。人生で玉掛けやった事ある?ゴンドラ乗った事ある?高所作業車は?とか。コイツは無いだろうなと心の中で自分の方が勝っていると思い続けることが転職で心を平常に保つコツでもあると思います。

私もそうですけど、落ち続けると結構精神的に来ますからね。

でも、落としたやつより少しでも自分の方が上と思えることがあると、まだ心の平常を保てると思います。そんな考えっておかしいですか?

 

まぁ、そんなこんなで今年は頑張って転職!あと、転職して時間取ってダイエットに勤しもうかと考えております。今の職場だと、毎日11時~12時家についてご飯食べて寝て翌日7時には会社に居るような感じなので、健康に悪い気がするんですよね。

もうちょっと健康的になりたいものですね。

 

今回はこのくらいにしておきます。