最近はタバコを吸う人少なくなりましたよね。
ここ2年〜3年くらいに入社してきた新入社員の子達は、まったく吸いませんね。電子タバコとか、アイコスみたいな加熱式タバコも吸ってないです。
まぁ別に吸わないに越したことないです。
健康志向?いや、そもそもタバコなんて興味は無いんでしょう。
タバコが登場するPVやMVなんかも規制されてしまったせいでありませんし、ドラマや映画でも喫煙シーンを見なくなりました。
それにタバコ代も年々上がり続けています。
わざわざそんなものに手を出すのは、この令和時代にとってはナンセンスなのかもしれません。
だって、世間がタバコを吸い始めるキッカケを潰していってる訳ですから。
禁煙の世の中に向かっているのに、それに反逆するのは愚かしいことです。
↑大人になりたいから吸いはじめるっていうのも、今の時代なんか違う気がする。
私は最近まで結構禁煙できていたのですが、肌寒くなると、渋谷の夜景や首都高を眺めながらベランダでタバコを喫む(のむ)のが、ノスタルジックというか、いろいろ思い出すこともあって、吸いたくなってしまいたくなるんですね。
別にニコチンを補給したいとか、そういうのではないんです。
タバコに火をつけると、いろいろ思い出しますし、その……ゆっくり吸っていくという行為自体が心の………気持ちの整理とかそういうなんとも言えない感情になるわけで、それが最高にホッとする瞬間なんですよね。
これは、ただただニコチン摂取する為に吸ってる人や、そもそもタバコを吸わない人には分からない感覚だと思います。
別にタバコ人口を増やしたい訳では無いのですが、これまで吸ってきたタバコのベスト3と、面白いタバコを書いていきたいと思いま
す。
今回は個人的に好きなタバコ銘柄(ブランド)ベスト3を書いていこうと思います。
ニコチンやタールの量は、簡潔に言うと、味の濃さです。タバコ葉自体は1mgだろうと8mgだろうと同じで、フィルター部分の密度、空気の取り入れ量で調整しています。
フィルター部分で、タバコを吸うときにタバコの燃焼部からの煙の量と、周りの空気の取り入れ量を調整しています。そこで〇〇mgというのが決まるわけです。
フィルター部分の密度が高く空気の取り入れ量が多くなれば味は薄くなりますし、密度が低く空気の取り入れ量が少なければ味が濃くなります。
そのタバコの味の濃さというのは完全に好みです。ただ、最初は1mgから吸っていって満足できるところまで上げていくのが良いかと思います。
さて、ランキングに移ります。
第3位:パーラメント
シンプルだからこそリピートしたくなる高級舶来タバコ
パーラメントとは、フィリップモリス社というアメリカのタバコメーカーが販売しているブランドの一つです。
特徴は、リセスドフィルターというフィルター部分に煙を冷やすためのポケットが付いています。
↑決して紙が余っていると言うわけではない。
煙を冷やすとどうなるかというと、口に入ってくる煙がマイルドになり、トゲトゲしい苦味や、イガイガ感が薄れます。
タバコはガンガン吸ってタバコ葉を燃やしてしまうと燃焼温度が上がってしまい辛く、イガイガしてしまい不味くなると言われています。
そのため、ちびちび口に煙を入れて、タバコが燃えすぎないように、火種が大きくなりすぎないように吸っていくとそのタバコ葉本来の薫りを楽しむ事が出来て美味しいと言われています。これをクールスモーキングといいます。
リセスドフィルターは、フィルター部分のポケットである程度煙を冷却してくれるので、煙がマイルドになります。
パーラメントの薫りは、繊細で角が取れた上品なまろやか〜な薫りがします。
上手く吸えるようになれれば、タバコ葉本来のコクと甘みを感じることができます。これは、他のタバコと比較すると分かります。
パーラメントを一度吸ってしまうと、いろいろな銘柄に手を出してもイマイチ美味しく感じなくて、一周周ってやっぱりパーラメント………となってしまう魅力を秘めています。
パーラメントは着香(バニラの香りとかチョコレートの薫りとかをタバコ葉にブレンドしたもの)されている銘柄ではないので、本当のタバコ葉の美味しさを感じることができるのが良ポイント。
悪く言えば特徴が無いのですが、その特徴が無いのが飽きが来ない一因です。
”原点にして頂点”と言う言葉がしっくりくるタバコだと思います。
ただし、分類的には高級タバコになり値段が他のものに比べると少し高いのがネックです。
バカスカ吸うヘビースモーカーには勿体無い銘柄ですから、ちょっとした息抜きとかにゆーっくりリラックスして吸いたいという人へオススメしたいです。
少し高くてもそれを許容できるだけの魅力があります。
シリーズの中に、パーラメントメンソール(通称パラメン)は、パーラメントをベースにメンソール着香されています。メンソールもそこまで強くなく、上品な感じで、オススメです。
メンソールだと、クリスタルブラストと言うシリーズもあります。
↑フィルター部分にメンソール感を強くするカプセルが入っており、噛んで潰すと、めちゃくちゃメンソールが強くなります。
メンソールを二段階で楽しむ事ができるので、オススメです。
ただ、パーラメント本来の美味しさは、やはりノーマルのパーラメントか、パーラメントメンソールに軍配が上がります。
本当に美味しいタバコ銘柄です。
第2位:ピース
上品な甘さが気分をホッとさせる国産タバコの最高峰
ピースは、日本たばこ産業(JT)が販売している国産のタバコになります。
紺色のパッケージにオリーブの葉っぱを加えた鳩の絵が特徴です。
鳩は平和の象徴とされており、第二次世界大戦後の平和を願い発売されたと言われています。
ピースは国内製造で、使われている葉っぱも国産です。
特徴は、上品なバニラ系の甘い香り、タバコ葉本来の甘さとまろやかさも感じることができます。着香はされているものの、タバコ本来の香りを邪魔しない、逆に引き立て役となっています。
そして国産&歴史があるだけに昔から変わらないノスタルジックな感傷に浸ることができます。
このピースの歴史を知った上で火をつける事をオススメします。
火をつけないでタバコの薫りを嗅ぐとふわっと甘いバニラや蜂蜜系の香りがします。
先程も述べたとおりゴリゴリの着香ではなく、あくまでタバコ葉の引き立て役のような感じです。
火をつけるとタバコ葉本来の薫りにバニラ系の着香が合わさり、とても上品で甘い薫りがします。
吸い終わった後に指に残る香りも甘く、指の匂いを嗅ぎながら深呼吸すると心が落ち着くきます。
似たようなバニラ着香のタバコで、ウィンストン·キャスターと言うのがありますが、上品さで言うと天と地の差です。キャスターはちょっとやり過ぎ感があって上品とは言い難いです。それに葉っぱ自体もピースほど上等ではないのでお世辞にも美味しいとは言えません。
ピースは角がない良いタバコだと思います。
ピースシリーズはいろいろ展開されていますが、手に取りやすいのはやはりピースライトかスーパーライトかと思います。
↑左がピースライト10mg、右がピーススーパーライト6mg
ちなみにインフィニティというのもありますが、完全に蛇足です。ピースシリーズとはまた違った感じであんまり好きではありません。ケミカル的な甘さがあり、タバコ葉の良さを消してしまっているような下品な感じです。
↑ピースシリーズとして吸うのにはちょっと変わった銘柄です。あまりオススメしません。
第1位:ガラム
お菓子感覚で吸いたい個性派タバコの最高峰
ガラムは、インドネシアのグダン·ガラムが製造しているブランド名です。
グダン·ガラムはインドネシア語で塩の蔵を意味するらしく、パッケージに描かれているイラストも塩の工場です。
特徴は……………
特徴しかありません!!
まず、砂糖が塗りたくってある甘いフィルター。
加えたあとに唇を舐めると甘い。美味しい。
薫りは、まるでお香。丁字と呼ばれる香辛料が入っていて、甘〜いアジアンな薫りが立ち込めます。
その丁字から油が出てしまうので、紙巻き部分に油シミを作ります。汚く見えるのですが、しょうがない。でも、アジアンな”雑感”というか”野生感”を感じさせてくれる。
そして、その丁字が燃えるとき、パチッと弾けます。そのため、吸ってるだけでバチバチバチっと火花が散るわけです。
服に飛んだら穴が空いてしまう程。
それがたまらんのですわ。
何とも言い表せないんですが、イメージは仲屋むげん堂
↑もう地元ネタかもしれんケド。
そして、タール値は33mg
肺に入れるもんでは無いです。
そのフィルターの味覚的に感じる甘さと、薫りの嗅覚的に感じる甘さを同時に味わうことで、もうお菓子感覚です。
そして、パチパチと丁字が弾け飛ぶ様は、見て楽しい、聴いて楽しいエンターテインメント性すら感じさせてくれます。
アジアン香辛料の薫りが強いので、好き嫌いが分かれると思います。
副流煙もとてつもなく特徴的です。
私は、居酒屋で吸ってたら、外で吸ってくれと注意されたことがあります。
だってお香焚いてるようなもんですから。
このタバコを吸う最高のシチュエーションは、朝食後に海を眺めながらゆ〜くりと、楽しむ。そして、夕方の海で日が沈んでいく様子を見ながらベンチでまったりしながら楽しむ。
これに尽きます。
リゾート的なイメージ、江ノ島とか三浦海岸、サザンビーチとかが好ましいですが、城南島海浜公園でもまぁ良しとしましょう。
というのも、海の独特の匂いがこのガラムの甘い薫りを引き立てるんですね。
サーフィンやってる人が、海のしょっぱさをリセットするのにガラムを吸いたがる……らしいですが、その気持ちはすごいよく分かります。
磯臭さとこの丁字の薫りは最高に合う!!
常習的に吸いたくなるものでは無いですけど、たまに無性に吸いたくなる銘柄です。
正直タバコ葉の良さとか、そういうのはもうガラムの前ではどうでも良くて、圧倒的な甘さ、東南アジアなスパイシーさ、パチパチと丁字が弾け飛ぶエンターテインメント性。
これが融合して”タバコ”と同列に語るのもなんか違う、もうガラムはガラムなんですよ。
もう圧倒的一位ですけど、常喫するものではありませんから、そういった意味ではピースが一位?
ちなみにオススメは、ガラムスーリヤメンソール
↑パッケージが最高にカッコいいでしょ?
ガラムの甘い美味しさに、メンソールが加えられ、それはもう東南アジアのミンティアみたいなお菓子に感じられます。
最&高&最高です。
肺に入れるものでは無いのでどうでもいいですが、33mgはちょっとなぁ………という方は、コチラ。
↑ガラムヌサンタラメンソール
18mgです。
ガラムシグネチャーという製品シリーズが15mgでありますが、ガラムヌサンタラシリーズの方が、丁字のクセが強く甘い感じがします。コチラを是非オススメしたいです。
令和の時代においてもう迫害されることしか無いタバコ。
肺に入れなくてもリラックスできますし、香りを楽しんだりするだけでも楽しいもんですよ。
たまには一本………いいかな?
たまに吸う人にとっては20本入は多いんだよなぁ………
ふぅ……………
今日はこのくらいにしておきます。